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どれもホンモノ

 おはよう。こんにちは。こんばんは。
 明日、イベントの進行をすることになって、自分の苦手なことに挑戦しようとして、前日から緊張している たかひろ です。
 今日は、”「本当の自分」とは何か?”について話したいと思います。
(本当の自分ってなんやねんw)

*色々あって、こちらのnoteでは休学日記とは別に自分の考えや思考、感情の変化など、より自分の深いことにフォーカスした文章を書こうと思います。)

本当の自分を追い求めて

 最近、「生きづらいな」や「しんどいな」と感じることがあります。
理由としては理想と現実のGAP、人間関係、自粛疲れ、オンライン疲れなどが挙げられました。
 また、テレビをつけると、コロナのニュース、経済悪化のニュースなど、将来への不安を感じます。スマホを見ると、いつでもリアルタイムな情報とつながり、現実に存在する自分との境界を曖昧にします。SNSを見ると、リアルの自分とはオンライン上の自分との差が大きくなり、等身大の自分でいられなくなります。
 どこに行こうとしても、なぜかしんどくなり、「投げ出したい」「逃げ出したい」という気持ちが大きくなります。「どこに逃げればいいのか」毎日毎日、自問自答し、日々を過ごしていました。
(疲れが溜まってるなぁー。)

多重人格な自分

そんな時、「自分」という人間を分解することにしてみました。
(ぼくはロボットではありませんよ!!!)
生活習慣を振り返ったり、僕と関わってくれる人間関係を振り返ってみることで、僕は色々な「自分」がいることに気がつきました。
(ビリー・ミリガンではないよ!!怖がらないで!続き読んでね。)

 例えば、家族といる時、僕は家族に負担をかけないように家事をしたり、夕食を作ったり、それが終わればダラダラする。また、学生団体の子といる時は、真面目にしたり、真剣に話そうとします。仲の良い友だちといる時は、馬鹿騒ぎしたり、はしゃいだりします。居心地のいいコミュニテイにいる時は、「疲れたー」とか、「今めっちゃ楽しい」とか、感情をシェアします。恋人といる時は甘えたり、自分の弱い部分をさらけ出すだろう。

 このように、僕にはたくさんの「自分」が存在し、僕を構成している。他の人にも1つだけの自分は存在せず、キャラクターは異なると思います。つまり、僕たちはたくさんの自分(キャラ)を使い分けてるんだと気がつきました。
(すげー発見!!)

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(イメージはこんな感じです。) 

どれが本物?

 ここまでわかったのですが、僕は「どれが本当の自分なのか」「素の自分を出せているのはいつか」などを考えました。
そうするうちに、自分は八方美人で態度がコロコロ変わっている、筋の通っていない人間なのではないかと思い始めました。しかし、どれも自分だし、それを否定したくない。この事実を受け入れたいけど、素直にこの状態を受け入れられない。どうすればいいのか。途方にくれていました。
(どうすれば、いいものか?ぴえん。)

実はどれも自分

 そんな時、平野啓一郎 (著) 講談社現代新書『私とは何か 「個人」から「分人」へ』という本に出会いました。「分人主義」という考え方です。この考え方で僕は救われました。

分人主義とは
 一人の人間の中には、いくつもの人格(分人)があり、その複数の人格の集合体が一人の人間であるということ。本当の自分は1つ=個人という考え方ではなく、いくつもの人格の集合体=自分(分人)であるという考え方。

 つまり、1人の人間は複数の分人のネットワークであり、そこには「本当の自分」という中心はいないということです。

 この考え方を知ることで、「どれが本当の自分か」ということに悩む必要がなくなり、「様々な自分が存在していいんだ」と肯定することができました。

また、「自分」という存在は他人がいないと存在することができないし、それぞれの「自分」を客観的に認知し、比較することも大事だと書かれていまいした。そうすることで、様々な「自分」のどれが好きなのかを知ることができる。僕の場合は、友達といる時間や仲間といる時間がとても心地よくて、好きだった。
こんな感じに、1日の時間を好きな自分で入れる割合時間を増やせればいいなと思っている。

〈追記〉
「本当の自分」とは何かなんて考えなくても、他人によって「自分」は構成され、多様な自分がいることを知ることで気持ちが楽になる。どんな人といることが自分が好きなのか大切にしたい。

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