目標や夢と残りの人生

子どものころの夢

小学生低学年くらいまでの子どもに将来の夢はと聞くと、プロスポーツ選手や宇宙飛行士という難易度の高いものが出てくる。それが小学生高学年、中学生となると現実的なものに変わっていく。高校生になれば自分の能力に気付き、将来の進路をさらに具体的に考えるようになる。
スポーツ選手や芸術家のように幼少期の習い事から才能を開花させたり、先祖代々老舗の家業や、医者のご子息が両親に倣って医師になる場合はあるだろうが、おそらくほとんどの人が子どものころ描いていた夢とは別の道に進むのではないのだろうか。

そういう自分も小さい頃は高校野球で甲子園出場、プロ野球選手になりたいと思っていた。小学4年で肩をケガして回りの友だちの力量に劣ると感じて早々と諦めた。


現実的な進路

では夢を諦めた時、どうなるのか?
時間は止まらないから、現実的に進路を考えないといけない。理想や憧れではなく、自身の実力や環境など現実を見据えて高校受験、大学受験、職業選択と次の新たな目標を定めていく。子どものころの夢を諦めたあとは現実を見つめ職業に就くのが普通というか一般的。もちろんそこからでもなりたい職業に向かっていく人もたくさんいるだろうけど、夢を叶えることができた人ってどれくらいいるんだろう。


そもそもよく聞く夢ということば。
辞書で調べてみると。

  1. 眠っている間に現実にない事象の感覚をおこすこと。

  2. 現実が持つ確かさがないこと。

  3. 現実のあり方とは別に心に描くもの。将来実現させたい希望・理想。




残りの人生約30年

現在の平均寿命は男性81歳、女性87歳くらい。私もあと10年ほどで定年して、人生も残り約30年。
まだ先は長いと言いつつも少しずつ見えてきたような気がするこのごろ。ふと人生振り返ってみたら、夢や目標に向かって真剣にがんばったことってほとんどないなと感じる。もちろん受験で志望校合格に向けて勉強したり、仕事で小さな一部においてここは何とか成功したいと努力はするけど、それは夢を叶えたいというものではなくこれは失敗すると回りの目や世間体を気にしてのちょっとした強制みたいなもので、自ら将来像を描いて努力をしてきたことってないなあと感じる。

今からの30年、ただ何となく過ごしていくのはもったいない気がする。
仕事はもう先が見えてるからもう変わらないと思うけど、私的な部分だけでも小さな希望や理想を見つければと思う。趣味や好きなことを追求していったら何か見えてくるのだろうか。他力本願の運任せでは小さな夢も叶わないだろうから、わずかであっても時間や手間をかけて、少しでも希望や理想に近づける人生になったら小さな幸せを感じられるだろう。


ちなみに今年は昔からの夢というか理想が叶ったことがあった。全て阪神タイガース絡みで3件。
他力の要素が強かったけれど、少しでも行動したから叶ったと言えなくもない。だから自分のできる程度、最低限でいいから何か行動にしたら、小さな希望や理想が叶う気がする。


#夢 #希望 #理想 #残りの人生 #将来 #2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?