T(私)

私はT。

無論、本名ではない。
私の名前をローマ字表記にした上で、その頭文字を取っただけのものだ。

私は、Tという名前を気に入っている。特に、その名づけの由来をだ。
母から聞いたTという名前には、自由というテーマが込められている。

「あらゆる場所へ、何にも縛られることなく生きなさい」

由来を聞いた時、私は私の名前がとても好きになった。
訳あって、私は私の苗字があまり好きではなかった分、より誇りに思えたのだ。

そんな私の現在はというと、ある意味では、名は体を表すと言えるものであるかもしれない。
私は今年で二十六歳で、新卒一年目で、鬱病で、休職中の身である。

一文で「こいつは難有り」だと思ったのなら、貴方は正常な判断力の持ち主であると言える。
自由を拡大解釈し、自由という名の逃避を選び続けた難有り男、T。それが、私である。

私は、私の人生を回顧する。現在より未来に向けて、逃避ではない本当の自由が何かを知る為のヒントを知る為に。
それが、私にとってのnoteである。


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