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【1111の日】

1を楽器の弦に見立てて、それが4つ並ぶから、11月11日はベースの日なんだって、いつからか聞くようになった。

であれば、11月11日11時は、ギターの時間かな?

と思ったけれど、6月1日に、ソロ・ギターの日、というものがあるらしい。

6本の弦を一人で操ることから、そうなった次第でございますと、こうきたわけだ。

うーむ、「11月11日=ベースの日」に対して、「6月1日=ソロ・ギターの日」とは、いささかギター側が見劣りするような気もするけれど。まぁ、良いか。


ソロ・ギターといえば、スティーブン・スティルスというギタリストがいる。今年で御年74歳。

以前ここに書いたかもしれないけれど、彼が参加しているバンドに、Buffalo Springfieldというものがある。短命に終わったバンドだけれど、素晴らしい曲をいっぱい残してくれた。

その中のひとつに、Bluebirdという曲があって、この曲の彼のソロは、もう、ぼくの中の「マイ・ベスト・ソロギター」に挙がる、それはそれはかっこいいプレイなのだ。

何度かそのプレイをコピーしようと試みたけれど、未だに再現できないままでいる。

アコースティックギターでのソロなんだけれど、まず、ピッキングが独特で、弦の弾かれ方がとても良い。弦が、キラキラ、生き生きとして鳴っているのを、耳のそばで贅沢に感じることができるのだ。あれは、恐らく指で鳴らしているのだろうけど、一体どうやって弾いているのか、わからない。

YouTubeでちょっとズルしようと思ったのだけれど、実際に彼が弾いてる姿を調べきれたことがない。(どなたか、観たことがあれば、こっそり教えてくれませんか・・・?)

そして、次に、チューニングがわからない。

レギュラー・チューニングといって、ごく一般的なギターの調弦があるのだけれど、彼はそれとは違ったオープン・チューニングという、非常にややこしいものを多用する。恐らくあの弦の響きも、ややこしーチューニングのおかげなのだろうけど、それがどういった調弦なのかわからない。

まったく、いやらしい人間である。


だけどやっぱり、いやらしい人間でないと、良いギター、良いべースは奏でられない。いくら技術に磨きをかけても、スケベな心に欠ける演奏からは、良い音は生まれない。力任せにギターを叩くだけの人を見ると、「それは、部屋でやってくれ」と思ってしまうのだ。


だから、うん。彼は、ぼくの中で正しい。それでいいのだ。


ベースの日からだいぶ飛躍してしまった。

まぁ、つまり、聴いてください。スティーブン・スティルス。

個人的には、Buffalo Springfieldの次に組んだ、CSN&Yというグループも、とてもオススメです。

今はSpotifyやApple Musicで検索すればすぐに聴けるから、ぜひ、聴いてみてください。

そして、彼のソロの謎が解けたら、ぼくにこっそりヒントを教えてください。


いよいよ寒くなってきたので、みなさん風邪をひかずに。

読んでくれてありがとう。


今週はAngelRabbitsさんのトップ画をお借りしました。ありがとうございます。かっこいい絵です。