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どんな風に写真を撮りたいのか(その6)

こんにちはtoruです
東京は秋を越えて冬かと思う朝の冷え込みです。
季節感があるのかないのか、困ったものです。

さて、今回は「色味」ですね。
僕がポイントにしている最後の部分です。
正直言って、自分ではどうにもならないところです。
デジタルデータのレタッチで、もちろん多少は加工とか味付けはできますが、その基となる素材はどうにもなりません。

デジタルではレンズを交換することで、多少は変えられるため、昨年からオールドレンズにも興味を持って、取り組んでいます。

オールドレンズにしては若いかもですが、Nikkor 35-70mmの望遠で撮影した作例です。
色味の話ですが、人物の肌の色って、これも濃淡や明暗で印象が違うので、いつも撮影ポイントが悩ましいです。
でも基本的には透明感のある質感を出そうとしたら、明暗をくっきりさせ過ぎないことを心がけています。
あんまり気にし過ぎるとハイライトが強くなって、せっかくの湿ったしっとりした色味が白くなっちゃうので、前回書いた光の回し方とも合わせて考えるところでしょうか。
この時は、スタジオの照明を全部消して、窓からの自然光のみでした。
台風のおかげで、曇っていたので自分の好きなライティングだったと思います。
そのおかげで、しっとりした質感の肌色が出ています。

暗いですよね
でも暗い中にも、黒なら黒の色味があるので、個人的には好きな写真なんです。
黒と緑で、この空気感が伝わるので。この場所はそんな簡単に行ける場所じゃないですが、また行ってみたい場所です。
※好きだから載せましたw

この2枚はフレクトゴンですね。
カールツァイスのオールドレンズが個人的には好みで、Nikonはそれほどコッテリしないので、ツァイスのレンズで色味が加わる感じでしょうか。

最近ポートレート撮影ではモノクロが多いので、色味について深く考えてない時があったけど、よくよく考えるとモノクロでは実は色味が重要で、それをどう想像できるのかということも撮る時に考える要素の一つだなと思っています。

やっぱ自然光ですね。
少ない自然光で肌の印象をどうするか。
光の回し方もそうですが、透明感というか、賛否ありますが表現としては、「生きている感じがしない色味」がこの時は欲しかったものでしたね。
思い出すと・・・
でも、今考えると生きてる感じがしないって、それって顔色が悪いってことだから、あまり良くないですよね・・・

だから血色がある、それでいて透明感ってイメージを考えていたら、やっぱ背景は白より黒かなと思っていますね。

ポートレートの色味については、今でも何だかわかってません。肌色の表現についての挑戦を続けないといけないなって感じですかね。
単なるポートレートというより、ファッションフォトなどになれば、色についても考えるべきだと思いますので、今年の初めから色を意識した撮り方を考え始めています。
難しいですね。
継続はチカラなり
色についてはもう少し撮らないと分からないなと半年くらいで気付いてきた感じです。

今日はこの辺で

#ポートレート #写真撮影 #色 #カラー #portrait #photography #color