落語のわかるひとになろうよ、というはなし

お疲れ様です。つっつんです。

世の中、指でなぞればいつでも娯楽に触れられる時代ですね。
ゲームでも音楽でも動画でも映画でも文学でも買い物でも。
使える時間に対して飽和してしまってて、選んだり捨てたりしなければいけないくらいです。

動画に関しては倍速視聴するのもだんだん一般的になりつつあります、というか僕自身が倍速再生を活用しています。
倍速再生どころか、ブラウザ2つ立ち上げてウェビナーを2個同時に視聴するなんてザラです。書いてて思ったんですがウェビナーも僕には情報収集という娯楽なんですね。

そんなことは置いといて、僕はこの記事で落語を推したいです。

落語は日本の伝統芸能の中でも一人芝居の極みの一つですよね。
(講談も好き、現代の一人芝居も好きです。)
何が面白いって、一人で喋ってるだけなのにそこに世界が生まれるんですから。
超コスパいい(笑)

だから、真打ちになられるような上手な落語家さんは、
めちゃくちゃお芝居が上手です。

最近はその認識が広まって、ドラマに出られる落語家さんもたくさんいらっしゃいますよね。

ただし、落語をはじめとした古典伝統芸能の鑑賞には、若干の知識がある方がいい場合があります。
江戸落語の場合は東京都内の地理に関する知識や江戸時代に生きる人の職業やそれぞれの話し言葉に関する知識。
上方落語においても同じですね。近畿地方の地理や歴史を知っていると楽しみが増えます。

そこは、YouTubeで知識をつけたり、Wikipediaで古典落語のあらすじを調べたりして学びましょう。

本当に不思議なことなんですが、
古典落語って、話の大筋は決まってるんですけど、誰がやっても全く同じにはならないんですよね。下手したら、同じ人がやっても全く同じにならないパターンも有る。同じドラマで脚本や主演俳優が変わってリメイクされるのと似てるかも。

今日はここをこう変えてきたか。
そんなのを楽しむのもいいですよね。

ただひとつ、落語のファンが噺家口調でまくしたてて、変な壁を作って他の方から嫌厭されてるんじゃないかっていう懸念はあります。
オタク文化と同じですね。染まらなくてもいいんです。
いいもんはいいんだから。ドラマを見たり、漫才をみたりするのと同じように、落語も一定のルールを理解した上でフラットに楽しめばいい。

人の話に耳を傾け、世界を想像して没頭し、笑ったり泣いたりする。
いい話芸だなと思います。

もうお亡くなりになられて久しいですが、やっぱり、
古今亭志ん朝師匠。この方は本当に素晴らしい。
どうぞどうぞ、YouTubeで「ここんていしんちょう」と検索して、ドラマを見るようにお楽しみになっていただきたいものです。

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