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PCとの強制別居生活in佐伯_備忘録

365日、PCを触っている。
仕事でもプライベートでも必需品であり生活を豊かにしてくれているものなので、感謝している。私はPCが大好きだ。

けど、ごめん。
このままだと部屋から出ることなく一生を終えてしまいそうな気がする。
ネトフリ/アマプラも楽しいけど、緑が欲しい。海が見たい。

行動を変えるにはまず環境から。
大分から電車で約1時間半、佐伯へと向かった。
こうして私は、2日間のPCとの別居を強行した。

1日目 - 昼🌞

佐伯駅に到着。時刻は14:00。
予約した宿泊地のチェックインは15:00〜からなので、余裕があった。

ほぼノープランだったので、とりあえずGoogleマップで付近を検索。
すると、佐伯城跡なる場所を発見。
城山と呼ばれるその山は、どうやら登れるらしい。

後々調べると、文豪 国木田独歩と縁があるようだった。
山頂には「独歩碑」があった。初心者には登りやすい山みたいだが、引きこもりインドアヒューマンの私にとっては、なかなかしんどい。
家を出る前に「iPadは持っていこうかな…」と迷ったけど、リュックに入れなかった自分を褒めた。その判断は正しい。

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山頂からの眺めは佐伯市を一望出来て、とても綺麗だった。
何よりも空気が美味しい。緑は偉大だ。

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山登りの上りと下りでは、下りの方が疲れる気がするのは私だけだろうか。
勾配のきついところとか少しでも油断するとそのまま転げ落ちてしまいそうで全く気が抜けない。

登っている時に下山中のマダムがお連れの方に「一人で登るもんじゃないわ、これ」と言ってるのが聞こえた。その後すぐ私に気づき、少し分が悪そうに苦笑いしながら挨拶してくれたのは少し面白かった。


1日目 - 夜🌝

PCと別居するのに1日は短いと思ったので、1泊しようと考えていた。
なるべく安く済ませたいな〜なんて思いながら調べていると、投げ銭ゲストハウスというものがあることを知る。

そのシステムとサイトに載っている写真に魅力を感じ、今回はここに泊まることにした。人生初のゲストハウス宿泊である。

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先に言ってしまうと、ここがもの凄く良かった。場所も人も。
空き家をリノベーションしたそうで、随所にこだわりが見られる内装。
変に気を張らずに済む、居心地の良い空間だった。
先客は、オーナーさんの友人、連泊中の中国人の方がいた。

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ここからの展開は今までに経験したことのない流ればかりだった。
全てが未知でどう過ごせば良いのか分からなかったが、ひょんなことから初めましての方々とご飯を食べに行くことになり、一緒にアイスも食べた。
人見知りというかコミュ障を自負しているため、私は今何をやっているのか、なぜここに居るのか、自分は初対面の人たちとこんな風に過ごすことが出来る人間だったのか、と状況に驚きながら帰路についた。

一期一会ゆえなのか、旅マジックなのかは分からないが、この後にゲストハウスに着いた人たちとも、夜1時くらいまで雑談した。
色々な人がいることが分かったし、私はまだ何も知らないということが分かった。人と話すと、様々な発見をすることが出来る。


2日目 - 魚市場🐟

ノープランなので時間の縛りがない。
朝早くから動くことも出来たけど、なんだかんだで10時くらい。

オーナーさんとそのご友人が、何も知らない私にレンタルサイクルを教えてくれた。2日目のテーマはとりあえず「海」だったので、それも相談すると大入島という島にフェリーで行けること、そこにレンタルした自転車も持っていけることも教えてくれた。

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名残惜しかったが、あっという間にチェックアウトの時間になった。
見るたびに色々思い出せるかもしれないと思い、シールとタオルを購入。
そんなに旅行をしたことがないので比較対象が少ないが、また泊まりたいと思った。初めてのゲストハウスが『さんかくワサビ』で良かった。

そして教えてもらった場所で自転車を借り、まずは腹ごしらえに魚市場へと向かった。

ギョロッケや巻き寿司、魚のお惣菜がズラリと並んでいた。
人気は寿司バイキング。私のお目当てもそれだった。
2階はイートインになっていて、お味噌汁も一緒に注文することが可能。

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味噌汁合わせて1000円弱。
4貫でそれは割高だろうと思われるかもしれないが、ネタがとにかく大きい。肉厚でブリっブリ。この値段でも全然納得出来るものだった。

大トロに関しては一番大きくて、本当にトロっと口の中で溶けていったもんだから、思わず笑ってしまった。めちゃくちゃ美味しい。

12時ちょっと過ぎくらいに退席したが、そのころには寿司バイキングの待機列が店の外まで伸びていたので、早めに来て良かったと思った。


2日目 - 島1周サイクリング🚲

お寿司を食べ終わったら、次は運動。
海を全力で崇めるために、フェリー乗り場へと向かった。

大入島までは魚市場近くの港から、フェリーで約7分くらい。
船上滞在時間は短かったが一番海を感じたのは、このフェリー移動かもしれない

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これは島の図。私はこの島を自転車で一周した。約17km。

繰り返すが私は引きこもりインドアヒューマンである。
島をチャリで1周なぞ、誰かに体を乗っ取られていたのでは?
いまだに信じられない。おかげで絶賛筋肉痛中だ。

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道は比較的おだやかで、最初のうちは海風を感じながら心地良くサイクリング出来て良かったが、だんだんお尻が痛くなってくる。
「海がめちゃめちゃ綺麗!お尻痛い!けど海めっちゃ綺麗!お尻痛い!」
島の半周あたりから、脳内はこれの繰り返しだった。
iPadを持ってこなくて本当に良かったと改めて思った。

途中、私は盛大に転けることになる。
あまりに滑稽な転け方だったので笑っていると、おじいさんが大丈夫かと声をかけてくれた。海が綺麗で、そしてこの日快晴で本当に良かった。
もしこの状況が雨で景色が悪かったら、多分真顔で体勢を整えてただろう。

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そんなことよりも私は漕ぎ続けなければならなかった。
漕がないと進まないし、進まないと帰ることができない
なんだか高校時代の持久走を思い出した。

景色に助けられながら、島1周サイクリング達成。
達成感と疲労を感じながら帰りのフェリーを待つ時間が心地よかった。


振り返り

とにかくPCと別居するために、家出をするために弾丸的にスタートした今回の遠出だが、とても良いリフレッシュになった。
上記の出来事は夢だったのではないかと思うくらい、普段とは違う事象の連続で刺激的だった。

PCとの同居はこれからも続く。
だがたまにはこうして離れて、未知に繰り出すのも世界が広がって面白い

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【これを読み返す自分へ】

定期的に外に出ると良いかも。意外と自分動けるっぽい。
ただ反動もすごいから余裕を持った実行を。よろしく。

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