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なんとなく楽しい

なんとなく楽しい、じゃだめやと思ってた。


朝9時。楽しみにしていた歯医者へ。

今日も歯医者さんたちに歯磨きをとってもほめられ、自己肯定感があがる。

その足で喫茶店へゆき、ピカピカにしてもらった歯をモーニングでそっこうよごす。
いつもの「歯医者の日ルーティン」をこなす。

「繊細さん」という言葉が普及した。

その言葉が出てきた当初、

「私は人の痛みに共鳴できない鈍感さん。関係ないわね。」と思ったり、

「HSPって知ってる?私ぜったいそれやねん。」
と、私にいじわるしてた先輩から相談され、
(何言うとんぜったいちゃうやろあほちゃうか)
と思ったりしていた。


しばらくして。
他人事とは思えない分類を見つけた。

「HSS型HSP」

簡単に言うと、

「刺激を求めるが刺激に弱い」

なんという矛盾。

私はこれか、これに近い性質をもっている。


刺激を求めてさまよう。
どんどん飛びこむ。
すぐ飽きる。すぐ疲れる。
でもじっとしていられない。

これをくりかえす。

そんな自分に疑問をもってはいた。
我ながらあほちゃうか、と。

一定数いるのか、と納得した。

本当に困っている人とは全然ちがうと思うけど。治したいとも思わないから

その傾向があるというだけ。


いろいろと、治さなきゃ、と思いがちだった。

家族にADHDがいる。私もぜったいそうだと思ってる。でも、たとえそうじゃなくても私が困ってることには変わりない。大事やったのはそうかどうかではなく、困っているかどうかやったんよな。

大学4年生、就活前に自己分析を始めた。
今日までそれは続いている。

自分の生きづらさの原因を探るのは、おもしろい。要因はぜったいに1つじゃない。いろんなことが複雑にからみあっている。人間って単純なようで複雑で、複雑なようで単純だから、複雑。

いろんな人としゃべったり。
話を聞いたり。
自分に返ったり。
そうやっていること自体がおもしろい。


正解を見つけなきゃと思うと苦しさは増すだけ。
ぜったいに楽しく生きなくちゃって考える必要はなかった。

なんとなく楽しい、でいいやんって最近ようやく思えるようになったよ。

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