コロナと世界

「利益至上主義」を見直す契機に・・と、日本電産会長のコラムが日経に掲載されていた。

「今は、キャッシュ・イズ・キング(現金が王様)」という言葉を使って、現状を説明してくれている。コロナ前、企業のM&Aブームだったのが、ここへきてそれも下火。企業の買い取り価格が3割減っているとしても、現金の価値は5倍・10倍に高まっているという見方をしています。
同じ1億でも、去年と今とでは価値がまったく違うという感覚を持っておきたい。先が見えるまで安易な投資は避けたいところだ、と。

コロナ収束後の世界についても「今とはまったく違った景色となる」としたうえで、地方分散のライフスタイルが受け入れられて、テレワークが広がりを見せるだろう、と。

田舎へ移住する人もこれから増えるのではないかと思う。

そして「50年、自分の手法がすべて正しいと思って経営してきたが、今回の件で間違っていたと気付いた」という。なかなかできない自己否定。

自己否定はそう簡単に出来るものではない。
今回のコロナ騒動で根本的なところ、例えば「幸せとはなんなのか?」とか「働くとはどういうことか?」とか・・・。仕事哲学みたいなものが改めて問われていると思う。うん、問われているし、それが求められている。

収益が一時的に落ちても、社員が幸せに暮らせる働きやすい会社を目指すこと・・・、これがコロナ後の目指すべき企業像なのだろう。

#コロナ後 #仕事 #哲学 #ライフスタイル  

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