短い人生を振り返る~小学校高学年~

完全に父がいなくなった。
自分の家が普通ではないと気づき、悟った小学校高学年。

体育祭、文化祭などの行事では母が必ず来ていたのを覚えています。
当時は、来るのが普通と思っていたのですが今思うと母なりの配慮なんだなとおもいます。
この頃に自分の家はきっと離婚してるんだな。と確信しました。
周りの人には隠していました。
その理由は、普通では無いのが嫌だと心のどこかで思っていたからだと思います。


この時期、1度だけ父にあった日があります。
父以外の5人で旅行に行って帰ってきた時です。
家にいるはずのない父が、テレビを見ながら洗濯物を畳んでいました。
父の姿を見た途端
母の機嫌が悪くなったことを思い出します。
私はパパだ!と思い非常にうれしかったです。
父とたくさん話し
私は父と一緒に寝ていました。すると、母が寝ている私を引っ張って自分の隣で寝かせました。
それに対して父は何もせず、母も黙っていました。
子供ながらに「あぁ、もう普通の家庭に戻ることなんてないんだな」と思ったのを覚えて居ます。


家の経済状況はというと、
この頃は一言でいうと貧乏でした。
当時、母は自分の貯金を切り崩し様々なローンを組みながら生活していたようです。
もちろん、切り詰められる所は家族みんなでとことん切り詰めていました。
しかし、教育にかける費用、お金だけは捻出してくれたため私は普通以上の習い事をして中学受験までさせて貰い私立に進学しました。



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