その後の出来事(声の糸)


あの後私は看護師に
「みんなが頑張ってくれてたの見えてたよ!こんな感じでキレてたね心臓内科の先生〜笑!看護婦長の声届いてたよありがとう!ずっと名前呼んでくれてたの聞こえてたよ!」と伝えた。みんなびっくりしてた。
正確に伝えてきたから本当に見えてたんだと信じてくれた。確かにベットに横になっていた私は目を閉じて意識がなかった。
みんなにお礼をした時に看護婦長に言われた
「てるみちゃんは気が強いし守護霊が凄いんだねー!」と言われた。あの声の糸が気が強くもててたのの現れなら確かにそうかもしれない。 気を強く持つことが病気には大切なんだと学んだ。
お昼頃にめちゃくちゃ眠そうな彼が焦った顔で入ってきた。
てるちゃん!!大丈夫? 看護師さんから電話来て寝てたからびっくりした!と言ってきた。なので彼に「朝死にそうだったよ!何とか帰ってきた!君が休みでお昼に来るっていうのも頭の片隅にあったよ!」
頭の片隅に私は無意識に彼の事考えてた。
出会った頃から病気があった私と付き合ってくれてる彼この頃は2年目くらいだった。
それでも付き合ってすぐ一緒に住んで支えてくれた。心の支えと生活面でも沢山助けてくれていた。
そんな彼が大好きな私は彼が泣く姿を想像していた。死にかけていた意識の中で色々場面みたいのがあってもしこのままあの暖かいところに行こうとしたら彼を1人で泣かせてしまう。そんなのは嫌だって気持ちもどこかにあった。だから生きててよかった。と焦って来たからか変な服装の彼を見て涙が出た。

あれから4年あの後も入院することはあったが副甲状腺の手術の入院くらいでそれから入院することはなく透析には相変わらず通っている。そしてSLEが動き出さないようにプレドニンを飲みながら週3回透析をして今を生きてます。彼とも仲良く暮らしてます。


ここまで読んでくれた方ありがとうございます!今でもSLEという難病と透析をしています。少しでもこの不思議な体験と怖い病気の体験が1人でも多くの人に伝わってるといいなと思いました。

ありがとうございました。


声の糸      [完]


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