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綴由良
2024年2月26日 18:48
2023.10.18この物語を、わたしが読んでも、この世の多くの人が読んでも、妹はそのような人間に見えなかったと思う。攻撃的で、繊細で、鏡のようで、妖精のようで、虚構で。言葉だけなら、説明だけなら、そんな少女だって思った。世界観も、例えば君が座っている椅子とか、纏っている衣装とか、硝子であることとか。もっと神秘的だって正しかった。もっと非実在にしたって、イマジナリーにしたって良かった。でも、リ