【感想】スキップとローファーおもしろかったよ‼️

(筆者のTwitterより)

本当は6月の頭にドリライ2024の感想をアップしたくて、頑張って書いていたのですが、なんか普通に6月いっぱいでも間に合わなそう😁なので、違うこと書きます。

5、6月なんやかんやでバタバタしていて、でもまぁ今思えばもっと色々出来たんじゃないのと思わないこともないですが、note書けませんでした❗️
つぶやきによってギリギリ連続投稿記録は途絶えずにいます。(ありがてぇ〜)

4月末に書いたnoteが私の中ではだいぶスキ！がついて嬉しい限りです。業者みたいな人ばっかからだったらヤダな‼️(選り好みすな)とか思っていましたが、意外と学生の方やちょっと前まで学生の方が読んでくださったようで、イェイイェイ✌️です。励みになります。𝓢𝓮𝔁𝔂 𝓽𝓱𝓪𝓷𝓴 𝔂𝓸𝓾

6月の半ばに、絶対にそんなことしてるヒマないのに『スキップとローファー』読みました！
アニメ化もしてめちゃくちゃ話題になってたけど私は通らずきていたので。
感想書きます。

アプリ(コミックDAYS)で読める60話までのネタバレを含みます！気をつけてくれや

スキップとローファー｜アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌 (kodansha.co.jp)

過疎地から東京の高偏差値高校に首席入学した美津未。本人も気づかぬうちにみんなをほぐす彼女は天然のインフルエンサー！

岩倉美津未、今日から東京の高校生！
入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ！
だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです！

アフタヌーン公式サイトより

まず、めちゃくちゃおもしれぇ〜〜〜〜〜
こういう漫画大好き〜〜

みつみちゃん、あなたってなんてすごいんだろう。都会の悪意に気が付かない田舎の子って、往々にして「そんなわけねーじゃん！」と思うんだけど、みつみに関しては勉強以外の全てが基本抜けている、っていう設定が効いてていい。

みつみは本当に素直で、正義感が強くて、だいたいの人が まぁいいや ってなるような事を絶対に放っておかない。そんなみつみにみんな少なからず感化されるんだけど、それが、田舎の子の素直さに都会の子が影響を受けるという感じではなく、「みつみ」自身によるものっていうのがめちゃくちゃ良かった。
私も田舎の子ですが、田舎の子がみんなあぁなわけないですからね。わかってると思いますけど！あれはみつみちゃんだからだぜ！

みつみは真面目がゆえに失敗することも多いけど、そこからもう1回立ち上がって走り出せるところ、本当にえらい。文化祭編で本人も言ってますが、立ち上がるの得意ってすごいよ。ヒロインがここまで頑張れる人だと応援するしかなくなる。応援させる力が強すぎる圧倒的光の主人公。

つかキャラみんなめちゃくちゃ良い〜。カワイ〜。
このキャラの良さの根底にあるの間違いなく心理描写〜。

この漫画、主人公以外の心の描写がめっちゃある。

ラブコメにはキラキラした要素や展開が不可欠で、でも現実はそうもいかない。人の目が気になるし、過去にあった嫌なことを思い出したり。
キラキラするだけが青春ではないし、恋愛ではない。

にんげん、恋愛以外の悩みを持つことなんて当たり前なのに、少女漫画だとそれが描写されないことが多くて、私なぞは「悩みそれ(恋愛)だけかよ‼️お気楽でいらっしゃる‼️」と思ってしまうのですが…(寄り添えない人間すぎる)。乱暴だけどね。

志摩くんもミカちゃんも結月もまこっちゃんもそれぞれ内心に自分でも「やだな」と思うところや、あんまり人に言いたくないようなことが渦巻いてて、それがめちゃくちゃ人間くさくていい。
で、その思ってることをどこまで周りに言うのかっていうのも、その人のパーソナリティの違いが出ていておもしろい。

内面が描かれないからその悩みがなくなるとは思わないけど、こちら(読者)には描写してくれないとわかんないので…(身も蓋もない)。それぞれの葛藤を、きちんと描いてくれるから、確かにこの子達「不協和音スレスレ」だな、とこちらも分かる。

最近こういう漫画多いよな〜。ラブコメの皮かぶった人間の相互理解の漫画。友情も愛情も結局は「理解」だからそりゃそうかも。もうわたくしから言うことは何もございません！って感じ。
阿賀沢紅茶の氷の城壁とか正反対な君と僕とかもこの鋳型だと思う。個人的にこの潮流は君に届けから来たものだと思っていてぇ…(モニョ)

てか、このタイプの漫画が少年誌、青年誌で連載されるの面白くないですか？女の子向けの雑誌で連載されるラブコメ漫画とはまた本質的に違うよな、と。小中学生が読んでもあんまピンとこないんだろうな。
私は小学生の時2年くらい毎月りぼん買って読んでたけど、こういう漫画あっても多分好きにならなかった。
高校生以上、もっと言うなら高校卒業した人、大人が読んで、あーーそうだよねってなる漫画だ。
実際に小学校のときにりぼん読んでた身からすると、「ヒーロー(ヒロイン)のことが好きか」どうかが一番重要で、それ以外の感情ってあんまり拾ってなかった気がする。難しい感情を知らなすぎるから。

じゃ、自分そろそろ志摩くんの話していいっすか❓😁
志摩くん、カッコよくて優しくて要領良くて爆モテしてらっしゃるけどその実めちゃくちゃ冷めてるの怖いね。
みんなに良いところしか見せてないから、彼なりに苦悩があっても、「志摩はいいよな」で透明化されちゃうタイプだ。「結局志摩は顔がいいから」「モテるから」って。同性から妬み嫉みを受けないように気をつけてるのに、それに基本気づかれてないから(志摩くんが境界線を引いてるからですけど)、誰とも理解し合えない。
悲しすぎないか？さすがに。

志摩くんとみつみは全く違う人種だ。
なにかを納得できなくてもそれでいいと思う子と、理解したいと思う子。
みつみは鈍いけど優しいから、志摩くんが触れて欲しくないと思ったことは無理に探ろうとしない。境界線引かれてるって明確に分かるの寂しいだろうけど。

この2人の波長がかなり合っててかわいいんだけど、友達としては上手くいっても、恋愛として関係をつくると上手くいかない。

志摩くんと迎井くんが互いの恋愛観を話し合う回めちゃくちゃ印象的だった。
人として、友達として、恋愛として好きって、考えてみると私は迎井くん派で人として好きの先に恋愛として好きがあるんだけど、おそらくだいたいの人がそうなんじゃないか。
志摩くんが「人としての魅力で好きになることが一番特別」と思うのは、恋愛とかじゃなくて、単純にあんまり他人に感情動かされたことないからのかな、と思った。どうせ感情が動かないなら恋人が唯一無二である必要ないもん。
てか、志摩くんどう考えてもみつみのこと好きなのにイマイチ自力でその答えが出せなかったの、冷静で俯瞰してるタイプなのに…とかではなく、価値観の違いだったんだね。志摩くんの価値観ではかると確かにみつみは恋人とは違うのかもしれない。私からすると異世界人。
志摩くんにとって、みつみは人として大好きで、無二で、関係を大切にしたいと思っているのなら、それは、もうさ…………..ね？
人の感情にラベル張りしたくないし、何でもかんでも恋愛にはしたくないけどさ～～

志摩くん目標を持って頑張るみつみが眩しくて羨ましくて苦しくなんねぇのかな…❗️とも思った(なってしました)
でもさすが志摩くん前を向いててえらい。
志摩くんが演劇部で頑張ろうと思えたのにはみつみだけじゃなくて兼近先輩の存在でっけぇっていうのが私はすごくいいなぁと思う。先輩もめちゃくちゃ眩しいもん。
みつみも、兼近先輩も裏表が全くなくて言葉に嘘がないからありがたいだろうな。
ずっとお母さんのために頑張ってきた志摩くんが自分のために演劇やろうとしてくれたこと、オレは嬉しかったよ🥲 志摩くんには自分の人生を生きて欲しいよ。

あともうちょっと良かったところ書きます。

めちゃくちゃ最初、ツインおだんごの子(名前忘れちゃった)がみつみの胸ポケットのパンダのヘアピン指して「これっておしゃれ？」って聞くシーン。
これ完全にバカにするテンションだと思って、「うん！おしゃれ！」って答えるみつみに アホアホアホ〜〜‼️って思ったんだけど、この子は本当に疑問に思ってただけで、週明けに自分の好きなピンを胸ポケットに付けてきてた。

ア…………
本当にわかった口聞いて申し訳ありませんでした。私の心が汚いだけでした……………………。なんとお詫びしたら良いのか……名前も忘れてますし…………………。

ナオちゃんとちっちゃいころのみつみのエピソードもよかった。
本人は覚えてないような言葉や行動に意外と救われたりする。
ナオちゃんがみつみをぎゅっとするところ、いつでも愛だなと思う。みつみは今も昔もナオちゃんを恥ずかしいと思ったことない。ナオちゃんもみつみが大切でかわいくてしょうがない。私もみつみもナオちゃんも大事だよーー😭😭😭

私漫画の私服がかわいいとテンション上がるのでとっても楽しかったです。イェーイ

みつみが、志摩くんへの気持ちを自覚した時の「気づいちゃったんだね、みつみ！」というアオリが本当に大好きです。もう可愛くて可愛くて。

なんかもっと仲良し4人組のこと書きたかったのになんも書いてないな。
もうマジでみんなスキロー読んでください。
お願いお願いお願いお願い！！！！

志摩くんとみつみがこれからどうなってくのか大変楽しみであります。

おわり！
今月は更新できてよかった～～