見出し画像

50 80 問題

父が 救急搬送された。
今週の月曜日のことだ。
一人暮らしの父の様子がおかしいと思ったのは月曜日の朝。
「女の人が家の中に居る、昨日も二人来て掃除をしていた。」
と、言うのだ。
ただ、玄関を見たら 靴がないので 幻かな? とも話していた。
話をしている最中にも コンセントのコードの上に アリより小さな虫がたくさん歩いている、とか 話し声が聞こえる・・・ 玄関に女の人が座っている、などと話す。
「居ないよ、見えないよ」 と言って 見えているという場所まで行ってこれは段ボールだよ、と 伝えた。
レビー小体型認知症も疑ったんだけど 幸い 違った。

画像1

二週間ほど前 お風呂場で転んで 先週病院でMRI診察をしてもらい、尾てい骨骨折とわかった。
それまでは 歩けていたんだけど 先週金曜日あたりから痛みが激しくて家の中を移動するにも苦労していた。
搬送当日の朝は 椅子から立ち上がることもできなかった。

「病院に行こう」と言っても 身内の言葉には耳を貸さず、いつも来ていただいている訪問看護師さんに来てもらった。
「血中酸素濃度が90%」「心臓の不整脈もある。」
緊急に病院で診察してもらってください。との強い説得で病院に行った。
結果これが大正解。

画像2

原因は ワーファリンという 血液をサラサラにする薬を 前日に食事をとらないで飲んじゃったから。
直ぐにワーファリンを弱める点滴をしてもらい事なきを得た。
入院後もワーファリンが効きすぎて体のいたるところに内出血が出て 輸血をしてもらい 助けていただいた。

幻視幻聴も 点滴後は現れず、一安心。
今はリハビリに励んでいる。

お薬 ちゃんと容量用法を守って飲まないと 大変なことになるなぁと思った。80代のお年寄りを抱えている50代の人たち いっぱいいると思うけど、日頃からのコミュニケーション、様子を見守ること そして 専門家の人を頼ること、とても大切だなと痛感した体験だった。
幻視幻聴が 薬のせいだけとは思わないけど 体中にできる痣、内出血はワーファリン特有の症状だと思う。

画像3

          タイトル画像のお空の写真。

          ここからあとがきです。

高齢者が増える昨今 ちょっとでも 参考になればと思い、あまりいい話じゃないけど投稿しました。

救急搬送されたときの 訪問看護師さんの 的確な判断、搬送先の病院をまず確保して病院の許可を得て救急車を呼んでくれたこと ものすごく勉強になりました。父の行きつけの病院が救急患者を受け入れる病院だったことも幸運でした。
いろんな幸運に守られて 感謝です。
最後まで読んでくれてありがとう。 ハッピーな週末を~チャオ(^^♪
                    梅田剛嗣

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?