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【台湾紀行】その2 "Tour de Taiwan Island 2018" Day 1

日本から台湾へ向かう

2018年8月2日

背中にリュックを背負い、左手にスーツケースを下げ、右肩に自転車を担ぎ、足元は雪駄履きと言うスタイルで始発の列車に乗る。最寄りのJRの駅から京都駅までは20分程、京都から関空までは、特急「はるか号」で約1時間半の所要時間だから、家から関空までは、乗り換えを含み正味2時間と少々かかる計算なる。始発が6時前で、飛行機の搭乗開始が9時前って事は、あまり時間の余裕は無いって事だ。
無事に京都駅の30番線はるかのホームに着いた。
、、が、目的の列車が無い、。
駅員に尋ねると、向こうのホームを指差した。駅のアナウンスが「はるか号」の到着を告げている。いきなりやんかいさ、これは、すごくヤバいパターンなのだった。
荷物を担いで階段を駆け上がり走る走る、そして、飛び乗った。
ツアー初日、朝一番の体力テストは、とりあえず合格したのだった。
「なかなか馬力あるなオレ」
波乱の幕開けで得た教訓は、"「はるか号は列車によってホームが変わる事があるから油断するな」"って事、ゲロゲロ。
空港に着き、カウンターで荷物を預けて、保安検査を抜け、出発ゲートに着いて間も無くの搭乗案内で、我ながら全く無駄無しのグッドジョブ。
しばしの間グッバイJAPAN !で、機上の人となった。
とりあえず、めでたしめでたし。

航空会社は、JALだっせ。
以前、アメリカの某航空会社に乗った時、ただ荷物が"自転車"と言うだけで、問答無用に片道$150の追加チャージを取られてから、海外輪行はやっぱりJALにかぎると思い極めていた。きっと、荷物の扱いも丁寧に違いないに決まっている、きっと、、。
しかも、JALと言っても早期に予約すればそんなに高くない。
今回の台湾旅行も、飛行機代金は、確か往復で¥30,000-ほどだったと思う。安っ!!

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桃園空港に向かって高度が下がって来た。淡水河河口が見えた。向こうの霞んでいる辺りが台北市街のはず。

台湾だっぺよ

空港に降りると、先ずは両替をする。

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¥50,000-を台湾圓(元)に替えると13,250NT$(ニュー台湾ドル、以後元で)になった。交換レートは0.265だから、日本円の約1/3.77。まあ、元を4倍したら円の金額になるって事だ。両替は台湾の空港でするのが、便利だし安いと思う。両替手数料は1回30元しかかからない。日本の空港での両替はレートが高いのでかなり損だし、台湾市中の金融機関で替えるのは素人にはハードルが高いと思う。
現金を手に入れたら次は、通信手段を確保する。
台湾の通信事情はわりと良くて、空港内や市街では普通にWifiが使えるが、ドコモのSIMをそのままローミングで使おうと思うとベラボーにお高い。そこで、現地の通信会社のsimを買ってドコモのSIMと入れ替える。一応、台湾での電話番号も付与されるが、この際、音声通話は諦める。「台湾ツアー中は電話に出ません!!」って事で、日本を出る時に、それなりの根回しはして来た。
SIMチェンジでの注意点は、電話器のSIMフリー化とチェンジに伴うApple IDの再入力の必要性の事だ、予め予行演習をしておくと間違いが無いだろう。
実際、Apple IDのパスワードが通らず焦って日本に連絡して確認した。
通信会社のお勧めは、"中華電信"だ。台湾での最大手通信会社という事だった。実際、台湾でももっとも僻地まで行ったと思うのだが、全くの不通になる事は無かった。
代金は、データ通信無制限で2週間の使用料が700元とかなりお得♡感あり。
ってか、日本の電話代が高すぎるんじゃね?って感じ。

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♪はるばる来たぜ台湾〜♪
荷物を受けだして、バスで台北駅に向かうべくバス乗り場を目指す。重そうにしていると、タクシーの客引きのオッさんが寄って来るが、しつこくは無いので助かる。しかし、この些細な押し圧力の雰囲気から、日本との違い、異国を感じるのだった。
「ハウマッチ?」
「1,000元にするでー」「高っ!知らんけど。」
高いに決まっているから、タクシーは、ノーサンキュー!
バスで行くぜぃ、ケチだから、
荷物は、重いけどねー、タフだから、ノープロブレム。

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環島前日の台北市内にて、

台北駅のバス停に降り立った。

暑い、けど、それ程でも無い。
いや、むしろ日本よりもマシかも知れんと思った。
"台湾"と聞くと南国のイメージで、勝手な想像をしていたが、、2018年の夏の日本では、至る所で39℃オーバーを記録していたから、さもありなん。
太陽は高いが、湿度は、日本と似た様なものだ。
冷房が良く効いているので、建物とか車両の中は比較的快適だった。

今夜のお宿は、台北駅の前にとった。
ツアーの間、荷物を預かって欲しいので、台湾をぐっと周って来てからもう一度泊る算段だ。

早速、自転車を組み立てて、昼下がりの台北市内に繰り出した。

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「うわー!超久しぶりやん、、この感覚。ぜんぜん脚が回らないやんかいさーーーー。」って感じ。ちょっとヤバいんじゃね、、
ホンマに環島なんて出来んのかいな、、マジで。

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交通ルールは、右側通行って事以外、日本と大した違いは無い様だ。
車も日本車が多い。
自転車の初乗りとチェックを兼ねて、ヨタヨタと台北の街を彷徨う。
身も心もバイクも正真正銘のぶっつけ本番やで、しかし。
市内には特に行く当ては無いが、とりあえず自転車がらみの所を訪ねてみた。

1.sense30

店長はビルダーもやっていて、いわゆるセレクトショップというやつ。
クラシック指向で、環島とはジャンルが少々違います。

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2.rapha Taipei

知る人ぞ知る、意識高い系アパレルショップ。
スポーツ指向で、環島とはジャンルが少々違います。

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しかし、まあ、ジャンルは違えど一応友達にはなるのだった。

言葉は、関西弁はほとんど通じない、お構いなく話すけどね。
片言のエイゴなら少ちは通じた。

3.臭豆腐

試運転を終えて、現実に打ちひしがれながら宿に戻ってきた。
「腹が減ったし、臭豆腐でも食いに行くか、、」
地下鉄に乗って"士林市場"の夜市に出かけた。
台湾人は、臭豆腐が好き?
記憶によると、台湾全土の夜市は、例外なく臭豆腐と八角の匂いで満たされていた。
どうせ一度は戦わなければならないのなら、早い方が良いと覚悟を決めた。
チャレンジ、チャレンジ、
まあ、納豆とクサヤの事を思えば大差無いし、鮒寿司よりもマイルドかもな、いわゆる故郷のお味って所でしょうかね、普通に完食できた。
台湾で食べた最初の食べ物は、"臭豆腐"って事でハッピー。

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しかし、台湾の夜市のこの賑わいはどうだ、
ちょっと観光的な演出は感じるが、夜中までパワフルなもんや、
コッチモ負けじと、イロイロと際どそうなヤツに挑戦もしたけど、お腹を壊さなかった所を見ると、しぶとさではエエ勝負できたのかも知れんかった。

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夜も更けたし、宿に帰って寝る。
明日からは地獄が待っているのだ、、ゲロゲーロ。

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つづく

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