見出し画像

美味しいビールをたくさん飲もう

僕はお酒なら何でも飲めるタイプですが、最近ビールなら「クラフトビール」を飲んでいます。クラフトビールの定義は曖昧ですが、私がオススメするのは「地域性がある」ってことです。全国各地、何処の県でもビールは作られています。例えば僕の出身である和歌山でも美味しいビールが作られています。

画像1

ビールにはいろんな作り方はありますが、フルーツを混ぜることもあります。特に柑橘系はビールの苦味と相性がいいので、オレンジやミカン、スダチなどの「皮」を味付けに使うことが多いです。ミカンといえば和歌山県が特産ですから、それらを安く入荷できるのでしょう。ちなみに上記のビールは和歌山県の有田市にある「Nom Craft」というビール生産者(醸造所:ブリュワリー)のもので、アメリカ西海岸スタイルで作られており、非常に飲みやすくオススメのビールと言えます。

画像2

ビールは大変歴史が古く、エジプト紀元説が有望ですが世界中どこの国でも飲むことができます。輸出産業としてはワインが有名なフランスやイタリアのビールは日本に殆ど入ってきませんが、もちろん作られています。ドイツやベルギーが有名ですね。イギリスもビール開発は積極的で、例えばIPA(インディアンペールエール)と呼ばれるスタイルはイギリスからインドにビールを運ぶ際に、保存が効くようにホップを大量に入れたということが由来の苦味の強いビールです。アルコールも強いものが多いので、お酒好きにはおすすめですね。

画像3

いわゆる「クラフトビール」と呼ばれるものと僕の出会いは、アメリカ出張だったと思います。土日を挟んだ場合は近くのスーパーでビールとお菓子を買い込んで、一日中Youtubeを見るという今とあまり変わらない生活をしていましたが、そのときに「いろんなビールが売ってるな」ということで、色んな種類のものを飲みました。そのときに最も美味かったのが写真の「シエラネバダ」です。フルーティでミントのようなすっきり感があります。今日本のクラフトビールはアメリカスタイルのものが多く、その火付け役はこのシエラネバダとも言われています。実は日本のクラフトビールベンダーも立ち上げ時からアメリカ人生産者を読んでいることが多く、大変レベルが高くなってきました。

そう、せっかくレベルが高くなってきたので、もし飲む機会があればクラフトビールを選ばれることをおすすめします。今はスーパーやコンビニでも買えるようになりましたしね。基本的にスーパーやコンビニで手に入るものは、現時点ではどれも初心者向けです。ただ、若干高級路線のスーパー(例えば成城石井)などでは、玄人好みのものも販売されるようになってきています。少し高いですが(1缶500円くらい)いろいろ試し飲みされることをおすすめします。

画像4

取り急ぎ「お酒好き」であれば、Hazy IPAと呼ばれるスタイルをオススメします。Purple HazeのHazyで「霞み」「煙り」が示すとおり少し濁っていますが、基本かなりフルーティーで、アルコール7%前後。ぐいっと一気に飲めます。実はこのHazyIPAは世界的にも流行しており、私個人も「このスタイルだけ飲めればいい」と思っています。おそらく今後、クラフトビールの軸になるスタイルと思います。同じ濁り系といえばヴァイツェンもオススメ。白ビールですね。せっかく飲むならガッツリ濁っているもののほうがオススメです。

で、お酒を飲むことに加え、せっかくクラフトビールを飲むのであれば「何処で作られているか」も聞くと良いと思います。世界中のお酒事情を知ることができます。これはビールに限らずワインも一緒ですね。お酒を知ることは歴史と地理を一気に知ることに繋がります。日本酒もそうですが、お酒は人類史と言っても過言ではない。ビールはインターネットのような、ちょっとした共通知の世界です。是非気軽に参加してもらいたいです。

画像5

こちらは長野県松本市で飲んだ「Bacca Brewing」のペールエール。600円という驚きのやすさもさることながら「鹿肉カレー」などジビエ料理が特徴のお店(カレーは日替わりだった気がする)。松本駅から歩いて10分ほどの線路沿いにあります。

「あなたの街にも、あなたのビール」

美味しいビールをたくさん飲みましょう。

(ビールCMコピーライトの仕事とか無いかな)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?