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英語の質問に答えてみる11(5月9日)

生徒から来た英語の質問に延々と答えるページ。
これまでのも続きもここから読めるのでよろしくね。
質問は https://forms.gle/ELtXfSZSqF37UHaE8 で受付中。

5/7 特進3年生(男子) 毎日長文!私大文系型受験

 毎日長文をやりたいんですけどお勧めの参考書ありますか?志望校は私立でマークシート方式なので選択系に特化したものがいいです。

回答

休校期間が長引いている。一方で受験は避けられない。

受験生にとって苦しい時期が続いています。

家にいて、勉強をしているつもりで、いつの間にかだらけてしまうこともあるし、
勉強しているつもりだけど不安も出ますよね。

他の受験生は自分より勉強してるんじゃないか

この不安の中、勉強をしている全受験生には本当に敬意しかない。

対面での授業が、何かすべてを解決する方法ではないのだけれど、
誰かと一緒にいることで、状況を把握したり共有できることがたくさんあるので、
勉強のモチベーションにもなってたよね。

あ、前置きが長くなった。回答します。

今回のポイントは

①毎日長文をやりたい
②お勧めの参考書
③志望校が私立なので選択系に特化したい

回答は順番を変えて、

①毎日長文を解く!そのやり方について
②私大型特化の問題演習について
③おすすめの参考書

としていきます。

①毎日長文を解く!そのやり方について

僕は賛成です。
ただし、解き方と復習方法を間違えないように。

A解き方
(1)1度目は時間を測り、本番を意識して解く
(2)答え合わせの前に2回目の演習をする(1回目と続けて解くこと)
(3)2度目の演習は辞書などで語彙などを調べ、時間も好きなだけ使う
(4)解答は1回目のものと2回目のものと2つできる
(2回目と1回目でどう解答が変わったか、なぜ変わったかが重要なので、1回目の解答を消さないこと)
(5)答え合わせで、解答解説を熟読
(6)1度目の解答と2度目の解答でどれだけ正答率が変わるのか確認

そして復習については

B復習方法
(1)未定着語彙や表現はすべてチェックし、単語カードなどにまとめる
(2)まとめた未定着語彙や表現は単語帳学習と合わせ、徹底的に覚えこむ

これです。

ただ漫然と毎日長文問題を解いても、お金と時間の無駄です。
その方法で実力を伸ばすには途方もない時間が必要です。
上記の方法で毎日長文を解いてくれれば、ぐぐぐーーっと実力アップが望めます。
結構toughな方法かもしれないので、2日に1長文のペースから始めて、
慣れてきたら毎日長文!でもいいかも。

僕は受験生時代、この方法で毎日長文を解いていました。
単語カードは3000枚は作りました。
覚えました。いや、disciplineという単語がどうしても覚えられなくて
5,6枚くらいdisciplineという単語カード作った記憶あるので
覚えきれてないか。
でも、この方法で長文やって、語彙収集してみると良いよ。

続いて

②私大型特化の問題演習について

志望校が選択問題しか出ないから、選択系の問題しか解きません

というわけではないと理解していますが、
それでも選択系を多めに解きたいんだろうな、と推察しています。

その気持ちはわかるんだけど、僕はあまり賛成しません。


(1)時期的に今は長文演習については全方位的に学習しておいたほうがよい
(2)選択系問題に特化した良問題集が少ない

というのが理由です。

センターの現代文は選択問題ですが、あれが記述問題になって、正解選択肢を記述して解答するってとんでもなく非常にレベルが高いって聞いたことありますか?
英語でもそうで、本当によく練られた選択問題って、記述問題としても非常に難易度が高く、良問になるのです。
私立大学で難関大学、と呼ばれる大学の選択問題は、受験生の数に対応するために選択問題となっているだけで、記述問題として出題しても良い問題が数多くあります。
良問の記述問題を解くことは、私立大学に多く出る選択問題の対策としても非常に有効です。
過去問ではもちろん選択問題が多いので、それで演習しましょう。
長文問題については今のうちは全方位的に良問をつぶしましょう。
記述問題をたくさん解け!という話ではありません。
選択とか記述とかを問わず良問を片っ端から潰そう、という話です。

あと、私立型の選択問題を意識した問題集で良問題集は少ないです。
選択肢作りが雑で、正解以外がバレバレであるとか、正解の選択肢も酷いとか、正解がないなんじゃないか?とか…
なので、もう少しリサーチします。で、もう一度回答します。
選択型に特化したほうがよい時期までには間に合わせますので、
今は実力養成期として、全方位的に学習していてください。

③おすすめの参考書

というわけで、おすすめのものを紹介します。
以前長文問題集などを紹介した記事があるので、それもご覧になっていただければと思います。

で、そことも重なりになるのですが

「パラグラフリーディングのストラテジー」シリーズ(河合出版)
日栄社の英語長文シリーズ(日栄社)
「毎年出る 頻出英語長文」シリーズ(日栄社)

この3つは鉄板です。
パラリーシリーズは若干テクニックに不安がありますが、今出ているものでは安定感があり、使いやすいです。
パラリーシリーズでは不足する部分(というか紙面では説明しきれなかったであろう部分)については僕が英語講座で補完するので、講座とセットなら素敵な使い心地だと思います。もちろん講座受講者以外にもめちゃくちゃおすすめです。
そういえば、選択問題/記述問題の解き方についても解説してるよ、パラリーシリーズ。
で、パラリーシリーズから日栄社に流れると良いかも。
癖がない問題集なので、予備校系の講師の先生の解説の癖がぐいぐい出てくる問題集のような派手さはありません。
一見、おもしろくないと思われるかもしれないけれど、魔法の様な解き方は載っていないければ、堅実な作りで安心して、自分が学習した解法の手順を使って演習できるシリーズです。
毎日長文解きたい!という受験生には優しい価格設定も大好きです。

で、 https://forms.gle/ELtXfSZSqF37UHaE8 で受付中。


5/7 特進3年生(男子) 毎日長文!私大文系型受験

 毎日長文をやりたいんですけどお勧めの参考書ありますか?志望校は私立でマークシート方式なので選択系に特化したものがいいです。


回答


休校期間が長引いている。一方で受験は避けられない。


受験生にとって苦しい時期が続いています。


家にいて、勉強をしているつもりで、いつの間にかだらけてしまうこともあるし、

勉強しているつもりだけど不安も出ますよね。


他の受験生は自分より勉強してるんじゃないか

この不安の中、勉強をしている全受験生には本当に敬意しかない。


対面での授業が、何かすべてを解決する方法ではないのだけれど、

誰かと一緒にいることで、状況を把握したり共有できることがたくさんあるので、

勉強のモチベーションにもなってたよね。


あ、前置きが長くなった。回答します。


今回のポイントは


①毎日長文をやりたい

②お勧めの参考書

③志望校が私立なので選択系に特化したい

回答は順番を変えて、


①毎日長文を解く!そのやり方について

②私大型特化の問題演習について

③おすすめの参考書

としていきます。


①毎日長文を解く!そのやり方について

僕は賛成です。

ただし、解き方と復習方法を間違えないように。


A解き方

(1)1度目は時間を測り、本番を意識して解く

(2)答え合わせの前に2回目の演習をする(1回目と続けて解くこと)

(3)2度目の演習は辞書などで語彙などを調べ、時間も好きなだけ使う

(4)解答は1回目のものと2回目のものと2つできる

(2回目と1回目でどう解答が変わったか、なぜ変わったかが重要なので、1回目の解答を消さないこと)

(5)答え合わせで、解答解説を熟読

(6)1度目の解答と2度目の解答でどれだけ正答率が変わるのか確認

そして復習については


B復習方法

(1)未定着語彙や表現はすべてチェックし、単語カードなどにまとめる

(2)まとめた未定着語彙や表現は単語帳学習と合わせ、徹底的に覚えこむ

これです。


ただ漫然と毎日長文問題を解いても、お金と時間の無駄です。

その方法で実力を伸ばすには途方もない時間が必要です。

上記の方法で毎日長文を解いてくれれば、ぐぐぐーーっと実力アップが望めます。

結構toughな方法かもしれないので、2日に1長文のペースから始めて、

慣れてきたら毎日長文!でもいいかも。


僕は受験生時代、この方法で毎日長文を解いていました。

単語カードは3000枚は作りました。

覚えました。いや、disciplineという単語がどうしても覚えられなくて

5,6枚くらいdisciplineという単語カード作った記憶あるので

覚えきれてないか。

でも、この方法で長文やって、語彙収集してみると良いよ。


続いて


②私大型特化の問題演習について

志望校が選択問題しか出ないから、選択系の問題しか解きません

というわけではないと理解していますが、

それでも選択系を多めに解きたいんだろうな、と推察しています。


その気持ちはわかるんだけど、僕はあまり賛成しません。



(1)時期的に今は長文演習については全方位的に学習しておいたほうがよい

(2)選択系問題に特化した良問題集が少ない


というのが理由です。


センターの現代文は選択問題ですが、あれが記述問題になって、正解選択肢を記述して解答するってとんでもなく非常にレベルが高いって聞いたことありますか?

英語でもそうで、本当によく練られた選択問題って、記述問題としても非常に難易度が高く、良問になるのです。

私立大学で難関大学、と呼ばれる大学の選択問題は、受験生の数に対応するために選択問題となっているだけで、記述問題として出題しても良い問題が数多くあります。

良問の記述問題を解くことは、私立大学に多く出る選択問題の対策としても非常に有効です。

過去問ではもちろん選択問題が多いので、それで演習しましょう。

長文問題については今のうちは全方位的に良問をつぶしましょう。

記述問題をたくさん解け!という話ではありません。

選択とか記述とかを問わず良問を片っ端から潰そう、という話です。


あと、私立型の選択問題を意識した問題集で良問題集は少ないです。

選択肢作りが雑で、正解以外がバレバレであるとか、正解の選択肢も酷いとか、正解がないなんじゃないか?とか…

なので、もう少しリサーチします。で、もう一度回答します。

選択型に特化したほうがよい時期までには間に合わせますので、

今は実力養成期として、全方位的に学習していてください。


③おすすめの参考書

というわけで、おすすめのものを紹介します。

以前長文問題集などを紹介した記事があるので、それもご覧になっていただければと思います。


で、そことも重なりになるのですが


「パラグラフリーディングのストラテジー」シリーズ(河合出版)

日栄社の英語長文シリーズ(日栄社)

「毎年出る 頻出英語長文」シリーズ(日栄社)

この3つは鉄板です。

パラリーシリーズは若干テクニックに不安がありますが、今出ているものでは安定感があり、使いやすいです。

パラリーシリーズでは不足する部分(というか紙面では説明しきれなかったであろう部分)については僕が英語講座で補完するので、講座とセットなら素敵な使い心地だと思います。もちろん講座受講者以外にもめちゃくちゃおすすめです。

そういえば、選択問題/記述問題の解き方についても解説してるよ、パラリーシリーズ。

で、パラリーシリーズから日栄社に流れると良いかも。

癖がない問題集なので、予備校系の講師の先生の解説の癖がぐいぐい出てくる問題集のような派手さはありません。

一見、おもしろくないと思われるかもしれないけれど、魔法の様な解き方は載っていないければ、堅実な作りで安心して、自分が学習した解法の手順を使って演習できるシリーズです。

毎日長文解きたい!という受験生には優しい価格設定も大好きです。

現段階で選択系問題に特化したものを…というのであれば
英検準1級、英検2級の長文問題集をお勧めします。
英検の選択問題については、私大難関大の解き方を使って解けるものや解答方針が同様のものが多いので、非常に良いです。

というわけで、今回はこんな感じで。

もし、もっとあれば、また質問して下さい。


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