1996年の伊藤和夫先生は既にこのことを指摘していた

最近、懐古主義というわけではないですが、
伊藤和夫先生を立て続けに読んでいます

その中で、「英文解釈教室 基礎編」(1996年 研究社)のはしがきにこんなことが書いてある

実際に英文に現れる事はまれな関係詞の二重限定とか連鎖関係詞詞節、no more ... thanなどの特殊構文を、構文相互の連絡もないままで説明することに熱中している現在の受験英語の一面に対する筆者の批判も込められているわけです。
伊藤和夫「英文解釈教室 基礎編」1996 年 研究社

構文の参考書、英文読解の参考書は世に溢れるほど出ていますが
多くの参考書はこの問題を抱えていて

①一冊終わっても即効性がない
②長文読解に繋がらない
③解説は派手で艶やかなので、高揚感はある

プレーンな解説の参考書が商業的成功を収めることは稀なので、一定の理解(妥協)はしていますが、なんともやりきれません

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