SIerに8年いた文系出身がスタートアップに行き着いた話
はじめまして、Ubie (ユビー) Product Platformのネットワークエンジニア、Tsuyoponこと浜田剛史です。
今回は「SIerに8年いた文系出身がスタートアップに行き着いた話」というテーマで、Ubieに入社して5ヶ月経って、転職の理由や実際に入社してみてどうだったのかを振り返りたいと思います。
そして、私の経験が以下のような方の参考になれば幸いです。
大企業にいて転職を検討されている方
何のために仕事をしているのか迷子になり始めている方
自己紹介
現在30代前半で、Ubieでは医療機関様向けプロダクト「ユビーメディカルナビ」のテクニカルサポートとそのプロセス改善を主に担当しています。
私のこれまでの経歴は大まかに以下の通りです。
1社目:メーカー系SIer
ネットワークハードウェア保守領域でテクニカルサポートを8年間経験
通信キャリアのコアネットワークで発生したハードウェア障害の対応などトラブルシュート経験を積む
手順書の作成や保守教育など作業の平準化に苦心
2社目:外資IoT機器メーカー
ネットワークの専門性を活かしてプリセールスに
要件定義から導入後トラブルのサポートまで経験
提案フェーズから導入までの案件ハンドリングを標準化
これまでのキャリアを振り返って
1社目:テクニカルサポート
大学は文系学部でしたが、新卒で入ったSIerは教育に手厚い文化があったおかげで、テクニカルサポートとしてネットワークの技術やトラブルシュート対応スキルなどを身に付けることができました。
SIerでの具体的な業務としては、社内フィールドエンジニアからの保守手順上の問い合わせ対応、装置のログ解析とアクションプランの策定、ベンダーへのエスカレーション対応などを担当してきました。
また、フィールドエンジニアが作業する際に使用する手順書や仕様書の作成、交換作業に関わる教育も担当しており、いかに作業者のスキルに依存せず作業を平準化できるかという点で苦心してきました。
8年間携わったテクニカルサポートの仕事は好きでしたが、いわゆるメンバーシップ型企業だったので、このまま会社に残り続けることで潰しが効かなくなってしまうのではないか、と漠然とした不安もありました。
特に、保守事業という特性上、新しい技術に触れる機会が少ないこと、社内向けサポート部署のため顧客との直接の接点がないことが気掛かりでした。
そういった状況から外でも自分の力が通じるのか試したいという気持ちで、当時メンバーが10名ほどだった外資IoTメーカーの日本法人に転職しました。
2社目:プリセールス
2社目では少人数ということもあり、様々なことを自分でこなさければならない環境でした。
展示会出展準備から当日のデモ実演
顧客提案資料を作成して提案フェーズからの顧客折衝
システム要件定義
導入支援と導入後のサポート
ハードウェア不良対応
障害発生時のトラブルシュート
など幅広く担当しました。
また、若い会社だったため、オペレーションが未整備なこともありました。例えば、提案から導入までの案件ハンドリングとTo Doが担当者の頭の中にしかなく、案件ごとに実施事項の抜け漏れがないか走りながらチェックしていた状況でした。
そこで顧客との初回商談から導入までフェーズごとにTo Doを整理してドキュメント化することで案件ハンドリングを標準化するといったようなことも経験しました。
人数も少なく大変でしたが、コントローラブルな範囲が増えたことや思いついたことをすぐに試せる環境は1社目の縦割り文化とはガラリと変わり、まさに求めていた環境でした。
一方で、目の前のビジネス成果を追求することを是とする文化だったため、何のために事業をしているのか、会社のビジョンを元にした一体感は薄く、結果的にマネージャーとメンバーが目線を合わせて事業に向かうことが難しい場面もありました。
そのような中で、人生の中で仕事に割く時間は少なくないのだから、どうせなら社会をよくするために自分の経験やスキルを使いたいという思いが私の中で強くなりました。
Ubieに惚れ込んでしまったワケ
そのような状況で転職を検討し始めていた折、Ubieに転職した友人からネットワークエンジニアを募集していると連絡をもらいUbieを知りました。
ミッションを本気で信じていそうなメンバー
試しにいくつメンバーのNoteを読んでみたところ、どのメンバーの記事を読んでも熱量が高く、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションを全員が本気で信じて向かっていそうだ、と感じたことを覚えています。
ここで働いたら働きやすそう、素直にそう思いました。
(以下、当時読んだ記事の一部です)
一見奇抜だがスマートな制度
さらにメンバーのNoteを読み進めているうちに、Ubieが「評価なし、SO全員配布、業績連動報酬」というユニークな制度を導入していることを知り、これもいいなと思いました。
これらの制度が単に目立つためのイメージ戦略ではなく、「ヒトではなくコトに当たる」文化を形成するための仕組みとして作られていることに気付き、非常に合理的でスマートだと感じました。
ここで働いたら働きやすそう、素直にそう思いました。(2度目)
(以下、Ubie Product Platform(旧Ubie Discovery)の制度に関する記事です)
世界の寿命、10年延ばしませんか?
そして代表の阿部のNoteに辿り着きました。
このNoteの最後「一緒に世界の寿命を10年延ばしませんか?」を読んだとき、これだ!と思いました。
これだけ熱量のあるメンバーがいて、これだけ合理的な組織設計をしていて、この未来が実現できないはずがない。
そして自分の経験が、スキルが、少しでも役に立てば嬉しい、と。
気が付けばUbieの門戸を叩いていました。
実際に入ってみて、どうだったの?
入社前から惚れ込んでいたカルチャーはまさに想定していた通りで、ギャップはありませんでした。周りのメンバーも非常に優秀で、かつ温かみがあり、働きやすさはむしろ事前に想定していた以上で驚きました。
同じ目線で働けるメンバー、控えめに言って最高です。
これまで私にはスタートアップ企業の経験がなかったため、入社前はキャッチアップできるか不安はありました。しかし、オンボーディングが充実していることと、分からないことがあってもすぐに誰かが飛んできて教えてくれるので、何とかなっています。
とは言え、ステークホルダも多くドメインが深いUbieでは入社当初にインプットする情報は非常に多く、大変なことがなかったと言えば嘘にはなります。この点はもちろん課題ではありますが、オンボーディング内容も整理され、解消に向かっています。
また、スタートアップに入るにあたって、私には0-1(発明)フェーズの経験はありませんでした。しかし、ネットワークエンジニアとしての私の仕事で必要だったのは発明フェーズのスキルではなく、むしろ型化や属人化排除といったスケールフェーズでのスキルでした。
例えば、インフラを監視するダッシュボードはこれまではエンジニアとサポートメンバーのみが閲覧していました。確認方法と前提となる知識をドキュメント化することで、技術バックグラウンドのないセールス部隊でも顧客からの問い合わせに対して一次回答ができるようになりました。
この例に限らず、これまでの経験で培ってきたスキルが活きています。
2023年7月現在、Ubieのメンバーは250人を超えました。「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」が遠い未来の出来事ではなく、もう目の前まで迫ってきていると感じます。
事業フェーズとしても10-100(スケール)フェーズを意識した組織作りが始まっており、常に変化・進化しています。
そして、これからのUbieではますますスケールフェーズで活躍する方の存在が重要になってきていると言えます。
まとめ
大企業からスタートアップだからこそ活かせるスキルもある
同じ目線で働ける仲間は最高!
スケールしていく組織に必要な仲間を募集中
We are hiring !!
Ubieでは一緒に働く仲間を募集しています!
1-10や10-100のフェーズなら活躍できるかもというあなた、
この記事を読んでちょっとでもUbieいいなと思ったあなた、
一緒にこれからのスケールフェーズを楽しみましょう!お待ちしています。
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