見出し画像

【変幻自在の生き方】名著『プロティアン』レビュー紹介

こんにちは、Tsuyoです!

今回はオススメ本として、

【プロティアン 70歳まで
 第一線で働き続ける最強のキャリア資本術】

の紹介をしていきます。

■はじめに


この著書は、
次世代のキャリアの積み立て方を
わかりやすく解説した名著
です。

今の自分の仕事の在り方に
満足していない人は、
読んで損はない一冊です。

特に、
働き盛りの30〜40代のビジネスマンには
突き刺さる内容が目白押しです。

多少本に慣れている人なら、
サッと一気に読めてしまう所も良いですね。

そんなプロティアンの内容を、
ネタバレし過ぎない程度に
まとめていきます。

■本書の紹介


こちらの本は、

アメリカの心理学者、
ダグラス・ホール教授が提唱した、

『プロティアン・キャリア理論』を、

法政大学・田中研之輔教授

現代の働き方に合うよう
わかりやすく解説し、
この理論に基づくキャリア形成の大切さを
力強く説いた一冊です。

■プロティアン・キャリアとは?


このプロティアン・キャリアを
一言で表すと、

『変幻自在のキャリア形成』

を表しています。

一会社に従属し、
出世して昇給して一生を過ごす時代は
とうに終わりました。

これからの時代は、
自分自身でキャリアをデザインし、
自分自身なりの豊かな生き方を
作り上げる事が求められています。

とはいえ、
カメレオンのように
周囲の環境に合わせた変化では
ありません。

あくまで、
“自分の意思決定”により、

過去のキャリアの軌跡を見直し、
現在の自分自身を分析し、
未来の生き方を積み立てる事

これこそが、
新しいキャリア形成なのです。

■クランボルツの理論との関連


先日、僕のnoteにて、
【クランボルツの理論】の紹介を
していきました。

この理論をざっくり復習すると、

『個人のキャリアの8割は、
 偶発的なことによって形成されている』

という事を説いています。

この理論を推す人からは

『偶発的なことで形成されるなら、
 未来に向けたキャリアの積み立ては
 意味がない』

そういった意見も出ています。

一見、
プロティアン・キャリア理論を
否定する理論のようです。

しかし、実際には
どちらの理論も尊重しており、

『偶然の出来事を最大限に活かすために、
 しっかり計画していくべき』

と説いています。


以下は僕の主観の意見ですが、

『偶然の出来事』も、
『計画して起きた出来事』

あくまで
あなた自身のキャリアを作り出す、
いわば素材です。

その素材がいつ来ても
最大限に活かせるよう、
あらかじめ準備しておく事こそが
あなた自身の役割なのです。

そのように感じました。

■収入にもこだわるべし


著者の田中教授は、
このプロティアン・キャリアの理論に
プラスして、

『“稼ぎ方も含めて“
 キャリアの形成をしなければならない』

と言及しています。

トーゼンの考え方なのですが、
意外と盲点だと思いました。

世の中には、
やりたい仕事はできているけど、
その客単価や仕組みの都合上、
どう頑張っても平均年収に届かない人も
ザラにいます。

美容師や結婚式場関連なんかは、
割と身近な例ではないでしょうか。


そんな中、
田中教授がオススメする
キャリア形成プランが、

『唯一無二の存在となる事』です。

『好きな仕事一筋でやってるから、
 薄給は仕方ない』


という考えはもはや古く、

・好きな仕事をより世へ拡げていく
・好きな仕事をしながら、
 異業種へのアンテナも張る
・本業と副業で
 お互いスキルアップする関係を目指す

こういった

『自由度の高い柔軟なキャリアプラン』
こそが、

あなたを唯一無二の存在にします。

理想的なキャリア形成が
できているのならば、
トーゼン、
今の会社で頑張り続ける事もありです。

しかし昨今の
『働き方改革』の影響もあり、

副業を視野に入れた
キャリア形成をする人も
増えてきています。

一度あなたの
キャリアプランニングを、
分析してみてはいかがでしょうか?

■最後のまとめ


拙い文章ながら、
本著をレビューさせて頂きました。

世の中の変化は、
これまでにないくらいスピードで
変化していっています。

たった10年で、
ガラケーはスマートフォンに代わり、
今やそれを主流とするビジネスモデルに
変化していきました。

アメリカの『GAFAM』の5社で、
日本の東証一部上場企業・全2,170社の
時価総額を超えたニュースも
記憶に新しいです。

※GAFAMの5社
 G:Google
 A:Amazon
 F:Facebook
 A:Apple
 M:Microsoft

そんなハイスピードで変化する
現代社会だからこそ、

プロティアン・キャリアのような、
変化に強いキャリア形成の考え方が
主流になると確信しています。

そんな
新しいキャリア形成の第一歩として、
是非一度、
本書を手にとって読んでみてください。

必ず何かしらの
学びになるでしょう。


それでは、また
明日のnoteでお会いしましょう!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?