見出し画像

アンソロジー『異形コレクション』はお得だぞの巻。[9月11日(水)]

みなさん。
『異形コレクション』と云うアンソロジーをご存知ですか?

小説家の井上雅彦さんが26年前に監修として開始したホラーアンソロジー。

井上雅彦さんは、『note』にコノ『異形コレクション』について書かれています。

発売当初は廣済堂文庫から発売されていました。
廣済堂文庫版は「ラヴ・フリーク」を皮切りに全部で15冊を発行。

その後、舞台を光文社文庫に移し、数ヶ月前に発売された「屍者の凱旋」でなんと57冊目。

『異形コレクション』の詳細は、

『異形コレクション讀本』に記されていますが、コノ『異形コレクション讀本』発売後、21冊が刊行されているので、もうそろそろ『異形コレクション讀本2』も発売して欲しいトコロです。

さて、本題ですが、『異形コレクション』の何がお得?ソレは密度。コレでもかと云うくらい濃い多種多様なテーマのモノガタリが紡がれているのです。ソレも新進気鋭の作家から、大御所、更に漫画があったり、アートがあったり、アートと云えば毎回のカバーも楽しみ。もし、『異形コレクション讀本2』が発売されるのであれば、カバーをカラーで収録していただきたい。

もう一つの楽しみは、井上雅彦さんの「編集序文」。映画の予告を観るように、コレから読む短編へのワクワク感が増すのです。
また、収録作品を読んで、作家さんの別の作品を読んだり、昔に読んでいた作家さんの新たな作品とひさびさに出会えたり、作品の無限のリンクが連なってイキます。

映画1本分にも満たない価格で、オモシロイ映画を10数本鑑賞したような読後感。

「異形」と云うと、ホラー感があって敬遠する人も多々いるかと思いますが、そう云った方々にも是非読んで、いやまず手に取っていただきたい。

是非。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?