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浅煎りコーヒーが苦手だったけどコーヒーウェーブを調べたら飲めるようになった

店舗数の多さでスタバやタリーズによく行く私ですが、先日久しぶりにブルーボトルコーヒーに入ってみました。
清澄白河に日本進出第一号店ができたとき、「サードウェーブコーヒー?なんぞや!?」と抑えられないミーハー心と共に訪れてみたものの、サードウェーブコーヒーの特徴でもある浅煎りのコーヒーがどうも合わず、ブルーボトルからは何となく足が遠のいていました。

久しぶりに訪れたブルーボトルでドリップコーヒーを飲んだところ、以前は受け入れられなかったこちらのコーヒーを美味しいと感じられたのです。
おうち時間の増加で色々なコーヒーを飲んでいるうちにコーヒーの美味しさや奥深さみたいなものが少し理解できるようになったのかな。
嬉しい〜!

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アメリカのコーヒー first wave〜third wave

ブルーボトルコーヒーはサードウェーブの代表格ですが、セカンドウェーブはスタバやタリーズなどのシアトル系コーヒーに代表されます。
それぞれどんな特徴があるのか気になったので調べたことをメモ。

ファーストウェーブ

ファーストウェーブは19世紀後半から1960年代までのコーヒーそのものが職場や一般家庭で呑まれ始めた時期を指します。
浅煎りが主流で、大量生産・大量消費が重視され、コーヒーの味にはこだわりがなかった。紅茶に似た軽い味わいで、日本独自の薄いコーヒー「アメリカン」の由来にもなっています。

ちなみにアメリカでのコーヒー文化は1773年のボストン茶会事件によって始まりました。アメリカ国内で紅茶の不買運動が行われ、紅茶に変わってコーヒーが飲まれるようになりました。

セカンドウェーブ

1960-70年以降のスターバックス(1971年開業)に代表されるシアトル系コーヒーが流行となります。

シアトル系コーヒーとはシアトルを中心としたアメリカ西海岸から発展した従来の浅く焙煎したコーヒー豆を使うアメリカンとは一線を画す、スペシャリティコーヒーのこと。


シアトル系コーヒーの特徴は「深煎り」のエスプレッソ系。ミルクや砂糖を入れて自分好みにカスタマイズができブームとなります。
コーヒー感がミルクや砂糖に深煎りの豆が使用され、豆はブレンドしたものが主流です。
複数の豆をブレンドすることで味のばらつきを抑え、一定の味を維持する工夫がされています。
マニュアルに従ってコーヒーマシンでコーヒーを作ることにより、常に同じ味を提供できるようになりましたが、一方で豆の個性や多様性は薄くなります。
コーヒー豆以外の特徴として、カップのサイズが選べテイクアウトができる点が挙げられます。従来のカップ&ソーサーではなく、軽くて割れない素材のカップに変えてフタをつけてその場で飲めるようにしました。
それによって手軽にどこへでも持ち運べるようになり、コーヒーを飲む時間と場所の選択の自由度がアップしました。
シアトルにはIT企業も多く、そこで働くビジネスマンにも受け入れられ、そのカッコ良さからシアトルを起点に世界中に浸透していったのです。

サードウェーブ

サードウェーブコーヒーはサンフランシスコが発信地とされていて、2000年以降に火がつきました。
複数の豆を混ぜない産地にこだわったシングルオリジンや大量生産せずに1杯を丁寧に仕上げるスタイルが特徴で、再び浅煎りが主流に。
単一の豆を浅煎りし、香りが際立った新鮮なうちに、焙煎後すぐに提供するのも特徴です。
代表格のブルーボトルコーヒーでは焙煎後48時間以内に提供する規定があるそうです。
コーヒー豆の個性に応じて焙煎度を変え、1杯ずつ丁寧に淹れ、品種・産地・栽培の違いによる風味の変化を楽しむことができるので、セカンドウェーブに比べて豆の個性や多様性は濃くなりました。

コーヒーの楽しみ方が変わった

ファーストウェーブからサードウェーブの特徴をざっと書きましたが、知っているのと知らないのではコーヒーの楽しみ方が違うなと感じています。
何となく苦手だった浅煎りコーヒーも、コーヒー豆の個性を感じながら味わって飲めるような気が…☺︎
ファーストウェーブのコーヒーはあまり美味しくなかったみたいだけどどんなものなんだろうと少し興味があります笑

表面的な特徴を書きましたが、文化的背景や経済的背景をもう少し深掘りしてみたいな。

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