ちばつかさ

柔道整復師/心と体のコーディネーター/コラムニスト/児童相談所補助員 東京と福井に投げ銭制の接骨院『小道のほぐし接骨院』を運営。野球を教えない野球レッスンを運営。U12侍ジャパン代表選手を輩出。 公式webサイトhttps://www.chibatsukasa.com/

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柔道整復師/心と体のコーディネーター/コラムニスト/児童相談所補助員 東京と福井に投げ銭制の接骨院『小道のほぐし接骨院』を運営。野球を教えない野球レッスンを運営。U12侍ジャパン代表選手を輩出。 公式webサイトhttps://www.chibatsukasa.com/

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    ちばつかさです。僕が過去に体験した実話や、そこからの物語。学んだこと。伝えたいことを書いています。

    はじめまして。夢を追いかける途中で挫折を味わい、生きる意義も歩く道も失った過去。タガが外れた僕は遊びを覚え借金をしました。その額は1000万。 若干20歳。自業自得とはいえあの頃の1000万は果てしなく続く終わらないトンネルに飛び込んだようで、人生が終わったように思いました。同時に、その時に付き合っていた彼女とも壮絶な日々を送ります。お金、愛への依存は人生を狂わせました。自殺しようとしたけど死にきれなかった。 それでも僕は今、家族を持ち会社を立て幸せに暮らしています。誰に

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      • 児童相談所89,90日目「自分を失った大人と、自分をしっかり持つ子ども」

         9月は保護児童がいなくてしばらく自宅待機だったんだけど、先日1人緊急で保護された子がいて久しぶりの出勤になった89、90日目。  一時保護所で子どもたちと関わっていない間が長かったから、久しぶりの児相はどうかなぁと思ったけど、やっぱり感じるのは子どもたちって純粋で、一生懸命だなぁってことだった。  虐待で殴られて顔に傷を負った子でも、生きようとしてる。純粋に日々を生きようとしてる。ここに来なかった1ヶ月くらいの間は、“大人たちが作り出す社会”の中にいたけど、人は社会に合

        • 児童相談所88日目。「表と裏」

           久しぶりだった彼との再会も、今回は新しい再会に変わっていた。つまり、この間の彼はすでに退所していて、代わりに入所した保護児童がまた久しぶりの再会だったってこと。  こんな身なり(今は髪の色が緑)の補助員なので、覚えてくれていて 「先生、髪の色そんなだったっけ?」って会話での和やかな再会だった。  入所してくる子どもたちには色々なタイプがいて、子どもらしい子もいれば大人びている子もいて。大人びている子はだいたいが非行の子。学校には行かずに社会に思い切り反抗して生きている

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          • 児童相談所86、87日目。「再会」

             退所が続いたのと北陸の豪雨で通勤手段が確保できなかったのとで、久しぶりの保護所。やけに静まり返った保護所だったのは、僕が到着するつい30分前に保護児童が退所したからだった。  ただ今日はそこからまた保護児童が来る。  急に決まったその保護児童は、僕がここに来るようになった時に初めて対応した保護児童で、約1年ぶりの再会。いろんな事情があってここにまた来ることになったようだ。  お盆とか夏休みとか、花火大会だとかそんなことは関係なくて、保護すべき事態はいつ何時起きるのかわ

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            児童相談所84、85日目。「本当は…」

             ここ最近の保護所はとても静かだ。保護児童の年齢が上がると、部屋で静かに過ごす子が多いということと、“保護されている理由“も過ごし方に影響を与えているように感じる。  子どもたちが保護される原因は結局のところ養育者や社会の問題で、(子どもたちはなにも悪くない)虐待があったり放置して非行に走らせたり、また、精神的余裕をなくすような社会構造だったり。その影響が子どもたちに及び、感情を問題行動にして非行に走ったり、感情を塞ぎ込んでリストカットしたりしてしまう。  そんな状態の中

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            児童相談所82、83日目。「静けさと慌ただしさとこの場所と」

             今、一次保護所はとても静かな時間が流れている。前回にきた時に「やけに静かだなぁ」と感じたのは、ごそっと兄妹が退所した後だったからで、なんだか家に遊びに来ていた何人かの仲間が帰った後みたいな感覚だった。  まぁここには保護児童がいないほうがよいわけで、退所できたことは前向きな出来事。ここでなにかきっかけを得て人生に役立ててもらえたら嬉しい。  退所したけどここに来ているということは、入れ替わりで保護児童がいるからなんだけど、年齢があがると部屋で過ごす子も少なくないから、別

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            児童相談所82日目。「適度な距離」

             保護児童が一人増えた。一人増えて保護所内の空気が変わると、子どもたちの様子も少し変わる。家族が増えるわけでもなく、まったく知らない人が住んでいるところに加わるようなものだから、子どもたちが浮き足立つのも無理はない。  いつになくソワソワしだすんだけど、それがまた子どもらしくて可愛いわけで、ちょっと声出してみたり、ちょっと部屋から出てみたり、まぁそれを「指導」してしまう人もいるんだろうけど、僕はなんとなく子どもらしくていいかなって思ってしまう。  “働いている“とか“自分

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            児童相談所81日目。「成長の支え方」

             少しだけ久しぶりの一時保護所。子どもたちとは1ヶ月くらいの付き合いになってきているけど、この1か月でみちがえるくらい子どもたちは成長したように思える。どれをもって、なにをもって”成長”とするのかは難しいけど、”社会的なふるまい”をこの先していく必要があるのならば、間違いなくそれができるようになっている。  大声を出さなくなった、喧嘩も少なくなった、食事が早く済んで待っている間も落ち着いて待っていられるようになった。  もちろん、怒鳴って強制しているわけでもなく、罰則を与

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            児童相談所80日目。「空気感に水を差す」

             入所当初からみてきた子どもたち。もう1ヶ月ほどになるけれど、1ヶ月の間何度も一緒に寝泊まりしていると、大体子どもたちが怒るタイミングとかケンカの原因とか嫌がることとかがわかっってくる。  「今ここは無理に言わないほうがいいな」とか、逆に「今なら言えるな」とかがわかると子どもたちとの関係性もよくなる。もしタイミングを見誤った時は素直に「ごめんごめん」って言うし、確実に成長したところは素直に感動するし。  ただ一つ。そんな空気感のところに、時に「はじめまして」の職員の方が来

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            児童相談所79日目。「大きな器、遠目からの視点で」

             「気に入らないことがあるとテンションが下がり、うれしことがあるとテンションがあがる。」誰もが経験するようなことなのかもしれないけど、この度合いが激しい子どもたち。落ち込み具合が激しくて物にあたったり大声を出したり。嬉しい度合いが強すぎて施設内を走り回って大声を出したり。  その一挙手一投足に振り回されていると精神的に疲れがくるから、そんな状況でも冷静に笑っている。笑っているというより、どんな出来事でも「今日も賑やかだなぁ」くらいの立ち位置でみていると微笑ましく感じてくるか

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            児童相談所78日目。「ルールを壊す必要性」

             場所に慣れてきたのか、最近大声を出すことが増えてきた。きっとどうすることもできない感情を、大きな声で発散しているんだろうなって思う。だからといってそれをだまってみているわけにはいかないから、できる限り感情が内側に溜まらないように声をかけたり、笑い話に代えたり、落ち着かせるために違う部屋に行ったりする。 そんなことはここでは日常茶飯事だ。  ルール。これを読んでくれているみなさんの中には子育てをしている人もいるかもしれないけど、それぞれの家庭にはそれぞれのルールがあるかもし

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            児童相談所77日目。「自然なコミュニケーションと細心の注意」

             今週はほぼ一日おきにここに来るスケジュールで、昨日の朝「またねー」って言ってから、今日また子どもたちに会いにきた。  場所に慣れてきているせいか少し騒ぐこともあるけど、ほとんどの時間は静かになにかに取り組んでいる。夢中になって作っていたブロックは芸術作品だった。  問題という問題が起きることもなく、ただただ平穏に淡々と過ぎていく時間の中で、子どもたちの敏感さには気をつけていないといけなくて、ちょっとした発言とか、ちょっとした行動が子どもたちにスイッチを入れさせる。  

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            児童相談所76日目。「子どもたちがまず覚えるべきこと」

            “生きることが楽しい。それでいいじゃないか”  5月から1ヶ月間保護児童がいない時が続いた。GW前に保護児童が全員退所して、そこから落ち着いた保護所だったけど、今日久しぶりにここに来ている。  子どもたちは今日も楽しそうだった。  いつも思うのだけど、子どもたちにまず示すのって「社会ではこうする」とか、「これは普通はこうだ」とかよりも先に、「生きるって楽しいことだよ」って教えることなんだろって思う。  例えば子どもたちが“うんこ”というワードで盛り上がる。子どもにとっ

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            長女から「話したいことがある」とLINEがきた話。

             児童相談所の一時保護所は、保護児童の退所が続き今は自宅待機の日々が続いている。保護児童がいないのはなによりだけど、自宅待機の日は落ち着いてはいられない。  そんな日々だった先日、小6の長女から突然LINEがきた。  「トトに話したいことがある」  突然のことだったのでちょっと驚いたし、なにか嫌な思いでもさせたかなと思ってドキッとしたけど内容は違うものだった。  「勉強が忙しいのと陸上に力をいれたいからドラムをやめたいと思うんだ…」  長女がドラムを始めたのは3歳の

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            児童相談所75日目。「余白の必要性」

             事情は詳しくわからないけど兄妹でいたはずの場所は一人だけになっていて、今日はやけに静かな一時保護所。それでも時折保護児童の笑い声が響く。走り回る音も聞こえる。今日も元気だった。  人間って生きていれば精神的な浮き沈みが必ずあって、もちろんそれが激しくなく穏やかならよいのだけれど、たまたま沈んだ時になにかの出来事が重なると、まず自分を落ち着かせなければいけなくて、その状態の場合ここでの仕事には支障をきたす。  余裕のある視点を持てなかったり、行動や発言に苛立ちを感じてしまっ

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            児童相談所74日目。「大人と子どものウォーリーの探し方の違い」

             先日入所した子どもたち。お兄ちゃんが僕を待っていてくれた。入所初日がたまたま僕だったということと男同士っていうのもあって来てほしかったみたいだ。なんとも嬉しい話だ。  今日は夕食のあと「ウォーリーを探せ」を二人でやっていたんだけど、この時    子どもの視点がどこにあるのか?  という面白い発見をした。  ウォーリーを始めると、当たり前だけどウォーリーを必死に探す。もちろん一緒にやっていた子も必死に探すんだけど、僕はウォーリーだけをとにかく見つけようとしてたのに対して

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