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児童相談所91,92日目。「大人が嫌い」

 賑やかだった保護所も児童一人になって静かになったけど、その分一人にかける時間が増える分いろんなことに気付かされたりもする。

 改めて、子どもたちってなーんも悪くないんだよなぁって思ってしまう。なーんも悪くないのにいろんなことが制限されて、いろんなことに苦しんで、いろんなことに悩まされて。

 保護される児童のほとんどが親の問題。つまり大人たちの問題。そしてそれを取り巻く社会の問題で、そんな問題があるからこそ児童相談所や一時保護所が存在しているわけです。今日も保護児童が言ってた。

「自分の考えを押し付けてくる大人が嫌」

って。

 こうあるべきを押し付ける大人。期待通りにいかないと暴力を振るう大人。自分の欲求を子どもに押し付ける大人。子どもが一番に求める愛情を蔑ろにする大人。そして、精神的余白を与えてくれない社会構造。

 それに対してダラシない大人である僕は、子どもたちになにができるか考えたけど、できることは子どもたちの存在自体を受容することだけだった。フラットな状態で、まっさらな状態で、あるがままの子どもたちを受け容れることだけ。

 説法なんかいらない。説教もいらない。能書きなんかもっといらない。一番必要なのことが受容なんだろうなって思えた。

こうして書いてきたのも92回目になったけど、100回くらいでやめようかな。と思います。それでも子どもたちとはまだまだ関わっていく。
これからも、関わっていないようないるような、曖昧な感じで関わっていこうって思います。

いつも読んでくださりありがとうございます。いろんなフィードバックがあって初めて自分と向き合える。自分を確認できる。 サポートしていただくことでさらに向き合えることができることに感謝です。