一ヶ月前~アラフォーのおっさんが本気で転職活動してみた ~
転職の基盤も固まり、この時期になるとすでにいくつかのカジュアル面談や一次選考を経て、いろいろなフィードバックを得ている頃だろうと思う。
さてさて一月前、どんなことをやっていけばいいのか…。あらためてどんな戦術戦略だったのかを思い返してみる。
採用試験のPDCAを回す
お試しで採用試験を受けるの続きともいえる。
いくつか採用試験を受けた中、うまくいったこともあればうまくいかなかったこともあるだろう。というか、内定が出ていないのであればそのほとんどは「うまくいかなかった」ことに分類していいのではなかろうか。
そんななか、きちんとPDCAを回しているだろうか? 僕は転職活動がすごく好きで年一くらいで不要不急の転職活動をしていたのだが、実はきちんとその活動のPDCAを回したことがなかった。
PDCAとはPlan Do Check Actionのことで、このあたりが内容に詳しい。すでに古典的な考え方といわれている節もあるが、単純明快でわかりやすいフレームワークである。
前述した「うまくいかなかったこと」。例えば、面接官の質問に対してうまく答えられなかったことや、事前に不足していた下調べ。もっと聞いておけばよかったと思える内容。そうしたものを元に、Planを練り、また次の面接に臨む(Do)。そこでうまくできたかをCheckしさらなるActionを行う……。そういったサイクルを回すことは、基本中の基本とはいえ非常に重要である。
これを改めて意識し実践したことで、採用面接の質が飛躍的に高まった実感があるし各種突破率も上昇した。まずは面接時にメモをとることが最初の一歩であるので、まだやっていないひとは是非そこから始めてほしい。幸いにも、コロナ禍でオンライン面接が増えているので以前に比べて格段にやりやすいはずだ。
本命を見つける
この頃になると、薄ぼんやりと本命のビジョンが浮かんでくると思う。業種業態、会社の規模、与えられるポストや年収。いろいろな要素で検討を重ね、それと手持ちのカードを見比べた上で「ここ」という企業が決まると思う。多くのケースでは、カジュアル面談や一次面接、もしかすると二次面接を経てそこに至るかもしれない。僕のケースでいくと、一次面接が決め手だった。
もちろんそれは1社である必要はない。というか、複数あった方が間違いなくよい。理由は簡単、いくら志望度が高いからといって、必ずそこから内定が出るとは限らないからだ。そういう意味では、「本命群」と表現してもいいかもしれない。
本命を定義する理由としては、その企業への注力度を上げるという精神的な側面が強い。前述したPDCAを回した上で、最高の状態で採用試験に挑む準備を整えるのである。スケジュールや心身の状態を全集中させ、望む結果を自らの手で引き寄せるという強い意志を持つことが大切だ。
現職の上司に辞意を伝える
これは最低でもここまでに、というマイルストンのようなものだと思ってほしい。僕やあなたのような立場だと、おそらくではあるがこのタイミングは遅すぎる。せめて三ヶ月前にはそれとなく伝えたい。
とはいえ、内定が出るタイミングや内定先の就業希望時期などももろもろあるだろう。ケースバイケースとなるので一概には言えないが、いずれにせよ少なくとも一社内定が出ている状態で踏み切るのが安パイではあるだろう。
僕の今回のケースでいえば、実はこれは「三ヶ月前」のタイミングで行っている。しかも、内定の決まっていない状態でだ。
無責任におすすめはできないけれど、振り返って考えてみると非常に大きな覚悟が決まった点はよかったと思う。また、三ヶ月前でなければおそらく転職のソフトランディングはできなかったであろうことを考えると、英断を下した自分を褒めてあげたくなる。背水の陣を敷くことによって全集中できたというのがメリットではあったが、就職浪人的な未来があったかと考えると今でもたまに冷や汗が出る。
転職活動もいよいよ大詰め
というわけで、ここまで来ると転職活動もクライマックスである。
次は大団円になった物語を締められればいいなと思います! 長かった!!
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