妻の記録:お刺身がいいわ!
妻は昨年の夏頃から「スイカ」を毎日のように食べたがる。スイカと聞けば、買い物ついでにせっせとスイカを買い出しに行く。スイカは糖度が9度、10度、11度、12度と上がって行く。糖度がどうであっても、スイカであれば、「美味しい、美味しい」といって食べる。
夏が終われば、梨が出てくる。柿が出てくる。出てくる果実に合わせて、頭に浮かべば「欲しい」と言って食べたがる。梨が終わり、柿が終わり、みかんが出だした。食卓の上にみかんはあるのに、「みかんがなくなるわ」2袋を買ってくる、もうみかんもあまり品種がない。「あんみつ姫」が待っているかのように棚に並んでいる。すかさず、2袋ね。以前はみかんは買うだけが趣味のようだった。今は趣味と実益が一致している。
スイカがスーパーから消え始めた頃、「刺身」が欲しいという。秋の果実の合間に、あるいは買い物ついでに「刺身」がカゴに収められる。山育ちで、刺身をそれほど食べてもいないし、好きではなかった。瀬戸内に来てからは、家の前が魚屋さん。母は折に触れ、刺身を買っていた。ご相伴に与りながら刺身に馴染んでいった。今は「刺身の常習者」。
財布の中身を心配しながらも、刺身を「食らう」いやいや「たしなんでいる」。明日、図書館に行くよ、といえば、「お刺身を買ってきて」。時に、「私も一緒に行く」。刺身が狙いなのは見え透いている。
刺身にこれだけ付き合えば、もう「いいっ」。一緒に酢豚を買い、紛らわす。それももう飽きだした。さぁ、どうする!ようやく太刀魚も焼き、メバルも煮付け、鯛も焼き、次はなんにしょう。
すき家の「ほろほろチキン」が入ってきた。砂漠の中のオアシス。と思ったら体重が一気に増える(大盛りを頼んでしまった)。これでは、デブカツだ。