子どもたちになにより大切なことを伝えられるのは、大人がどうしようもなく苦しくて辛いとき

昨日の朝から89歳と87歳の両親がうちに泊まりにきてくれています。やっぱり何かと色々とお世話が必要で、今日もとても忙しくてなかなかnoteを読んだり書く余裕がありませんでした。

体はくたくたで、あちこちが痛むのですが、今までなかなか聞けなかった話などが聞けて、私の心はとても喜んでいる感じがします。

今日は89歳の父親から、大阪空襲で爆撃を受けたときの話を聞きました。

大きな川が空襲で蒸発したからか干上がってしまい、信じられないことに歩いて渡れた話を聞いて驚きました。

大の大人2人でも持ち上げられないくらい大きな天水桶という、雨水を大量に貯めておく桶、それを火事場の馬鹿力で、父のお姉さんが持ち上げ、その水を畳にかけて、両親や弟の避難している防空壕の入り口に置き、、防空壕のフタにされたそうです。

別の場所に避難してた父が戻ると、水に濡れた畳のおかげで無事だったことがわかったけれど隣の防空壕は熱風にやられて一家全滅だったそうです。

そんな話を聞いて前に書いたこんな文章を思い出しました。

昔はいろいろなことが、親から子に伝えられてきましたが、
例えばお料理にしても、食材の見分け方にしても、知識や技能とか今は検索して調べられるものばっかりだったりします。


上の記事にも書きましたが、知識や技能は、AIやら、データやらで、
継承していくことができますが、
「身近な人びとが、こんな大変な思いをしてたけど、こんなふうに切り抜けてたな」とか、
「やり過ごしていたな」ということ。

そんな電子データに入らないようなことこそが、
苦境の中で、人を活かす力につながるように思います。

今は空襲とかないですけど、思ってもみなかったようなコロナ蔓延などもあります。

様々なアクシデントが起きる世の中で、どんなふうに工夫したら、よりよく生きていけるのか、自分の力ではどうすることもできないような理不尽な困難を抱え、折れてしまいそうなめげてしまいそうな自分をどうすれば良いのか……。

私たちが生き抜いていくために1番必要なこと、これからの変化の激しい世の中で子供たちに1番身に付けて欲しい力を養うために、

私たち大人も、辛いことしんどいこと嫌なことがあった時はチャンスなのかも。

想定外の大変なことがあった時は
「大人たちは、こんなふうにして乗り越えていたな」と言うモデルを
子どもたちに見せるチャンスなのかもしれません。


どうか、その辛い中で、いろいろと工夫して、
その苦しみを抱きしめ、なだめながら、
自分の思い通りにいかない現実と共に生きていく姿や学び成長していくところを、子どもたちや後世にお伝えくださいますように……。

今辛い方も、
どうか災い転じて福になりますように…💕







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