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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.161

一流のスタジオカメラマンは「光が見える」という。彼らはどこからどんな光を当てると、どんな仕上がりになるのか、シャッターをきらなくても想像がつくらしい。

スポーツの現場は環境光だけを頼りに撮影するのが面白くて、屋外なら四季折々の光を楽しめる。

僕は秋から冬にかけた乾いた空気を通したキレイな光線が大好物だし、新緑や色彩豊かな草花を照らす春の光も大好きだ。

この日はカヌーの撮影で見事な曇り空だった。これで斜光があれば完璧なんだけどな、、という写真がいっぱい撮れていた。

ちょっとテンションが下がっていたけれど、水面に僅かなコントラストができているのに気がついた。晴れていれば逆光になっていたと思う。

それまで曇天は光がないと思っていたけれど、ないはずはなくて、僕には曇り空の光が見えていなかったのだ。コントラストの弱い光が少しだけ見えるようになったことが嬉しかった。

2012年@東美濃ふれあいセンター/ぎふ清流国体

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