「言葉をつかむ手」に魅了される

渋谷松濤美術館で本日(1月31日)まで開催していた船越桂さんの彫刻

今まで多くの美術展で船越さんの作品を見てきたけど、正直あまり得意ではなかった。今回松濤美術館で見るまでは。

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実際、大理石でできた眼を持つの彫刻は、なんというか生気を感じず、意思がない人の様な雰囲気すらあり、逆に全ての事に達観をしているようにも思える。そして対面すると自分を見透かされているような気がして、なんとも落ち着かない感じが好きでは無かった。

しかし”言葉をつかむ手”はひと目で引き寄せられた。実物を見たのが初めてだったのかよく覚えていないけど、完全に釘付けになった。クールだけど、柔らかく、優しそうでもあり、凛としている様にも思える。ずーっとこの作品と対峙していたいと思わせるほど。やはり実際の作品から感じるモノは特別。

いつでも”言葉をつかむ手”に会いに行ける場所はないのだろうか



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