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【読書記録】ウィザーズ・ブレインⅩ 光の空

2023年116冊目。

ウィザーズ・ブレイン、ついに完結です。

長い長い休筆期間を挟んでいましたが途中で打ち切られることもなく無事に最終巻まで刊行されて本当に良かったです。

サクラとは最後まで和解には至らず、人類の敵として退場するという損な役割で、読んでいて悲しかったです。それでも真昼の死の真相も、マザーシステムやファクトリーのこともすべて明るみにでたことで、人類と魔法士の争いは避けられなかったこと、魔法士側のリーダーがどうしても必要だったことが一部の人にはわかってもらえたのではないでしょうか。

冷凍睡眠装置はサクラが作ったという理解でいいのでしょうか。冷凍睡眠は少し唐突な気がしていて、これがあるなら最悪の最悪、人類側でも生き残りがいるかもしれないなと感じました。あと、フェイが何年生きるかわからないという描写がありましたが、200年後に普通にいたらと思うとちょっと面白かったです。

最後のシーンは『トップをねらえ!』を彷彿とさせるシーンでしたね。明確な描写はありませんでしたが、「オカエリナサイ」とサクラを迎えてくれる人々がいると信じています。

最後に短編集が出るそうですね。めでたい。当時存在は知っていたのですが、手に入れ損ねてしまっていたので、古本で探そうかと思っていましたが新刊で手に入りそうで嬉しいです。ファンメイとエドの猫の話とか読みたかったんですよ。

ではアンコールでお会いしましょう。

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