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【読書記録】続・人類と感染症の歴史 新たなる恐怖に備える

2021年240冊目。タイトル通り『人類と感染症の歴史』の続編です。

前巻で天然痘やペストといった過去に大量の感染者を出した感染症を取り上げ済みなこともあり、本巻ではAIDS やエボラ、SARS といった比較的新しいものも対象になっています。

最終章は「常に備えを」と今後の感染症対策について述べています。

日頃の情報発信でパニックを減らすことの重要性について触れられていますが、今回のコロナ禍でその大切さと実践の難しさを実感されられます。

「災害は忘れた頃にやってくる」「ものを怖がらなさすぎたり、怖がりすぎるのはやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい」という寺田寅彦の言葉がこの本だけでなく感染症の書籍でたびたび引用されます。寺田寅彦は物理学者で、この言葉も地震などの災害について述べられたものと記憶していますが汎用性の高い名言ですね。

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