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【読書記録】龍潭譚/白鬼女物語 鏡花怪異小品集

2024年37冊目。

文豪怪異小品集シリーズ。鏡花は2冊目ですね。

最初は「龍潭譚の系譜」ということで、「龍潭譚」に似た作品が集められていました。山中で女怪に出会うあたりは後の「高野聖」につながっていくわけですが「高野聖」は未収録でした。同じ怪異描写の作品が複数あったりと変遷が感じられて面白いのですが、これらは未完という扱いでいいのでしょうか? これで終わり? と感じる作品が結構ありました。

そのほかにも「女怪幻妖譜」と「故郷追懐」というテーマで作品が集められていました。やはり鏡花作品は女性の怪異がでてくると盛り上がります。お気に入りは「人魚の祠」「やどり木」あたりでしょうか。

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