【読書記録】お住の霊 岡本綺堂怪異小品集
2023年86冊目。
昨年のことですが2022年は岡本綺堂の生誕150周年の年となっており、アンソロジストの東雅夫さんによる関連書籍が数多く出版されました。
毎年夏に出版されている文豪怪異小品シリーズも今年は岡本綺堂特集。
本書は青蛙堂風の連作短編から、戯曲、怪談実話風の作品、エッセイなどバラエティ豊かに収録されています。関連書籍の中でも一番のおすすめです。
岡本綺堂は「半七捕物帳」でも有名ですが、半七を愛し、独自のアンソロジーを出版したこともあるのが宮部みゆきです。
「五人の話」を始めとする連作短編は宮部みゆきの三島屋変調百物語シリーズに連なる流れの源流のようにも感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?