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【読書記録】魔法使いの嫁 公式副読本 Supplement Ⅲ

2023年124冊目。

『魔法使いの嫁』の7〜9巻の内容に注釈を加え、『魔法使いの嫁』の世界をより深く理解するための副読本です。五年ぶりの新刊ですが、まさか新刊が出るとは思ってなかったので驚きです。

こういう注釈ってヤボに感じられる方や、作者が本当にそんなことまで考えているのか疑問に思われる方もいらっしゃるようなのですが、私は好きです。

特に『魔法使いの嫁』はヤマザキコレさんが西洋魔術や神話に深い造詣があるのは間違いなく、これらの元ネタを知れるだけでも非常に楽しいです。

それ以外にもキャラクターやストーリーに関する考察も読み応えがあります。特に今回は第一部のクライマックスが含まれていることもあり、各キャラクターの激しい感情の揺れを理解するのに役立ちます。

もちろん公式副読本とはいえこれが絶対の正解というわけではなく、独自の解釈をしてもOKだと思います。私は読書中は物語の構造とか背景のようなところを考えては読まないのでこういう本は新鮮で助かります。

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