【読書記録】ウィザーズ・ブレイン アンコール

ウィザーズ・ブレイン アンコール (電撃文庫)

2024年27冊目。

本編が無事に完結したウィザーズ・ブレインの短編集です。これまで雑誌などに掲載されていた短編と書き下ろしが収録されています。あとがきなどで短編があることは知っていたのですが、その雑誌を入手できていなかったので気になっていたのですが今回読めることになりうれしかったです。

特に気になっていたのがファンメイとエドと猫の話。本編でも猫たちが登場していたのでどのような内容なのかと思っていました。まさか幽霊の話で、情報工学的にそれを説明しようとするとは思いませんでした。今回は世界樹というファクターがありましたが、それが自然発生するくらい起こりえるものなら研究室レベルなら人の意思の保存とかできるんじゃないかとか考えました。

テラフォーミングの話も面白かったです。あとがきでもありましたが、本編では使えない思い切った設定なのではと感じました。あと温泉入りたいです。クレアの妊娠はおめでたいですね。子どもの作り方を知らない一部魔法士はどうするんですかね。セラが頑張るって言ってますが……。

サクラの出番が全くなかったのが少し寂しかったです。最終回の話でも出番がなかったのは不憫。あとがきとカバーの裏表紙にいたのがせめてもの救いですね。200年後の世界でも元気で幸せにやっていてほしいです。

ともあれこれで本当に完結ですね。こんな日が迎えられるとは思っていませんでした。作者様には感謝です。ありがとうございました。