【読書記録】銀の椅子 ナルニア国物語6
2023年33冊目。
四兄弟がナルニアから退場し、今回ナルニアを訪れることになったのは前巻から引き続き登場のユースティスとユースティスと同じ学校のジル。
ユースティスは前回の冒険でだいぶ成長したもののまだまだ未熟な様子で、見ていてハラハラしました。
今回もカスピアン王が登場しますがもうかなりの老齢で、その最期が描かれているのは衝撃でした。
主要人物の死は2巻のアスランの死と復活を除くと初の展開です。アスランの死はキリストをモデルとした聖なるものとして描かれていますので、老齢で死ぬカスピアンの死は誰もが逃れられない運命を突きつけられた気がしました。
死後カスピアンはアスランの国で復活しますが、単純にアスランの国=死後の世界というのは違う気がします。
生きながらアスランの国へ旅立ったリーピチープがいるので、アスランの国は日本の黄泉の国のように往復可能なのか、もしくはカスピアンの復活にアスランの血が必要だったのをみるとアスランに選ばれた人のみが訪れることのできる場所であるように思いました。
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