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【読書記録】あおのたつき1〜7

2021年259〜265冊目(漫画等154〜160冊目)。

Twitterで蜷川ヤエコさんが紹介されていて知った本。

マンガボックスで連載していて、電子書籍専売だったのが最近紙の本も出た模様。電子書籍から紙版が出たり、紙の本でも最初に文庫版がでて愛蔵版として単行本が出たりする流れは今後増えるかもしれないですね。

舞台は江戸の遊郭の中にある九郎助稲荷。稲荷の奥には浮世と冥土の境があり、そこに迷い込んだ花魁、濃紫が主人公です。

濃紫は浮世ではすでに亡くなっており、迷い込んだ時にはなぜか童女の姿になっていました。そこで、濃紫は幼名であるあおを名乗ることになります。

神社には宮司がいました。人の情念が蠢く遊郭での死者を冥土に導く役目を負っています。

あおは宮司の手伝いを生計たつきとして生きていくことになります。

はねっかえりが強いあおは、童女姿なこともあり、人気の花魁らしい艶やかさは感じられませんが、迷い込んだ死者と丁々発止やり合うきっぷの良さが感じられ、見ていて楽しいです。

将棋のシーンで一瞬大人の姿で描かれた際のニカッと笑うシーンは読んでいて気持ちがよかったです。

冒頭の蜷川ヤエコさんはアニメ『モノノ怪』のコミカライズを担当された方。『モノノ怪』が好きな方にはぜひともおすすめしたい作品です。

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