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【読書記録】影の棲む城 上下

2024年108、109冊目。

『チャリオンの影』に続く五神教シリーズの2作目です。前作で狂気から立ち直ったイスタが主人公となります。

前作の女神と違って庶子神が人格のある存在として描かれていて違いが面白いです。神官に姿を借りた際はイスタにキスをするなど非常に俗っぽくトリックスター的な扱われ方をされていました。

イスタのキャラクターが非常にいいです。前作のカザリルは国のため主人のために国中を駆け巡りましたが、イスタは神に選ばれたことで辛い目にあったことから神を罵倒しながら前に進んでいて、振り回されながらも芯の強い感じがよかったです。

ラストの魔を飲み込む神がかりのシーンは聖女らしくて圧倒的でした。前作のラストも迫力満点でしたが今作も劣らず楽しめました。

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