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【読書記録】お姫さまとゴブリンの物語

2024年62冊目。

kazuouさんの『海外ファンタジー小説ブックガイド』で紹介されている本を読んでいこうと思います。絶版の書籍が多い中、本作はKindle版が出ていたのでよかったです。この売り切れがない安心感は電子書籍の大きなメリットだと思います。

本作は山の中のお館で父親の王様と離れて暮らしているお姫さまと近くの坑夫の少年のお話。敵役としてゴブリンが登場します。ゴブリンは昔は人間と変わらない姿をしていたが、長い地下生活で容姿が変わってしまったという設定。挿絵を見るとドワーフに近い見た目をしていました。

ファンタジーでも童話に近い作品で、主人公のアイリーンとカーディの純真さが目につきます。それを信じきれない大人たちのせいで事態が悪化してしまいますが、アイリーンの父やカーディの両親は受け入れていることか親子の愛の尊さも描かれていると感じました。

アイリーンの大きなおばあさまの正体が明かされていないのが気になりました。魔女のような見た目ですが妖精に近いのかもしれません。

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