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【読書記録】ぼくたちのリメイク12 「おかえりなさい」

2023年125冊目。

ついに最終巻です。

茉平の思考の裏には何かトラウマみたいなのがあるんだろうなとは考えていましたが、橋場のタイムスリップにも絡んでくるとは思いませんでした。

なぜ橋場が選ばれたのでしょうか。橋場と茉平の母親はやり直し前には縁もゆかりもなかったはずです。それともやり直し後に茉平と道が交差することまで見越していたのでしょうか?でもそれだと橋場のやり直しは茉平再生のためということになってしまうのでなんか嫌ですね。

この後に及んでシノアキの余裕っぷりが怖かったです。奈々子に橋場との交際を聞かれた際もそんな関係ではないとのほほんとしてて、それでいいのかと思いました。たぶん橋場が奈々子や河瀬川と付き合っても普通に受け入れていた気がします。

最後の遠距離恋愛の場面でようやくさみしいという感情が出てましたが、奈々子と橋場が付き合ったらその思いを抱えながら創作を続ける気だったのかと思うと心配になります。

ともあれ大団円です。創作の道を外れたりしながらも創作に戻ってきたのは情熱とかもあるでしょうが、やはり仲間の存在が大きかったなと感じます。運の要素も大いに絡みますが、友だち作り、大事ですね。

お疲れ様でした。

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