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【読書記録】ぼくたちのリメイク11 無駄なことなんてひとつだって

2023年94冊目。

自分のクリエイターとしての能力に見切りをつけ、社会人として生活していた恭也が再びクリエイターに戻るまで。

河瀬川がナナコよりヒロインしていて笑ってしまいました。ナナコは最初は二大ヒロイン的な扱いだったのにどうしてこうなったのか。

前巻から一気に時間が進んで六年後が舞台です。特典小説でも語られていますが六年って結構長いですよね。これまでの学生生活で過ごしてきた四年間よりも長い時間が空いていることになります。

関係性がガラッと変わることも珍しくなく、実際それぞれの場所での人間関係は大きく変わってきているのでしょうが、それでも貫之のように恭也の復帰を信じてずっと待っていたり、ナナコたちのようにすぐに集まったりできるのは、それだけ恭也の能力が買われていたということでしょう。

とはいえ、恭也にクリエイターとしての能力があるのかは現時点ではまだ未知数です。クリエイターとしての経験を積んだ周囲のメンバーとの差はむしろ広がっているのかもしれません。

次回最終巻で、恭也がどのような立ち位置でどのような役割を果たすことになるのか、注目したいと思います。

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