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【読書記録】ウィザーズ・ブレインⅣ世界樹の街 上下

2023年13、14冊目。

前回の記事で書いたように物語が大きく動き始める巻です。

今回の舞台はシティ・ロンドン。マザーシステムが限界に近づいている街で、世界樹をめぐって騒動が持ち上がります。

登場人物として一巻の主人公錬とフィア、二巻の主人公ファンメイとヘイズが再登場します。錬たちとファンメイたちは最初は敵対しており、視点が目まぐるしく動いていきます。

ここら辺、その時々の偶然だったり思惑があったりでそれぞれがくっついたり離れたりと群像劇の構成になりますが、これは今後も続きます。

群像劇は視点が多くなるので下手すると読みにくくなってしまうのですが、ウィザーズ・ブレインはそれぞれのキャラクターの背景をしっかりと描いているおかげで読みやすく、視点の切り替えが物語のスピード感となっていて良く作用していると感じます。

一致団結して巨悪に立ち向かうのは王道ですがこのような作品もあってよいのではないでしょうか。

さて、前回に引き続き「賢人会議」という組織が暗躍しています。彼女たちは世界樹に欠陥品であることを知っていてエドにその存在を教えたのでしょうか?彼女たちがついに表舞台に立つ続刊を読み進めていきましょう。

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