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【読書記録】コティングリー妖精事件 イギリス妖精写真の新事実

2021年170冊目。

この夏、コティングリー村の妖精写真事件にまつわる書籍が3冊刊行されますが、先月のアーサー・コナン・ドイル『妖精の到来〜コティングリー村の事件』に続く第2弾の作品となります。

『妖精の到来』がドイル自身の著作として当時の妖精事件の様子を伺わせる作品であるのに対し、本巻は現代の視点から妖精事件とはなんだったのかを分析する書籍となります。

目玉はドイルと共に事件の調査を行ったガードナーの資料が紹介されていること。これは日本の妖精研究の第一人者である井村君江氏がかつてオークションにて落札されたものとのこと。その他にもコティングリー村事件に対する評論が多数収録されています。

事件の全体像の把握には最後に掲載されている「コティングリー妖精写真の航跡を辿って」がわかりやすかったので、まずはそちらを見るのがお勧め。

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