【読書記録】ナイトランド・クォータリー vol.35 永劫の戦い、終わりなき恐怖
2024年154冊目。
特集は「永劫の戦い、終わりなき恐怖」。「戦い」が無限に続くことの恐怖だけでなく、涼宮ハルヒのエンドレスエイトに言及した記事があるなど、無限ループすること自体が怖いとする捉え方もあり、面白いと感じました。
パッと思いつくのは『火の鳥』など仏教の輪廻転生でしょうか。生きること自体が苦しみだというのはよくわかります。それが無限ループだとすると本当に嫌ですね。
お馴染みの映画紹介は『デューン 砂の惑星PART2』と『オーメン:ザ・ファースト』。オーメンは劇場で見ました。オーメンの母の設定が過去作と異なるなど随所で新しい設定が盛り込まれていて、これを作るならその設定に従ったオーメンが見たいと思いました。
小説だと樺山三英「「永劫より」より」は最近「永劫より」を読んだばかりだったのでいいタイミングでした。
「異教の娘」がよかったです。中東を舞台とした秘境冒険小説は中東を未開の地とする欧米の視点がある気がして今では書きにくいテーマだと感じます。『英雄コナン』のように架空の世界ならいいのでしょうか。この手の冒険小説好きなのでもっと読みたいです。
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