【恋愛】さびしいと感じる”あなたが悪い”と思わせる音信不通男に騙されない

【185号】

彼から返信がない。

この現実は、あなたの気持ちを何回ブルーにさせてきただろうか。

毎回決まって”忙しい”とか”今日は難しい”とか”しばらく出張で”なんて言われて、もう何か月も逢ってない。

そうすると必ず湧いてくる気持ちが・・・

”わたし何かしたのかな？”

”嫌われちゃったのかな？”

”彼、体壊してないかな？”

って思う。刃を自分に向けちゃう。さらには無視されててもなお、彼のことを気に掛ける優しさであふれてる。

寂しさが最高潮に達したころ、さらに”どうしよう”っていう焦りに、いてもたってもいられなくてフォローの連絡をいれてしまう。

でも、連絡はない。

そうしてこの状態が数週間、何か月も続き、精神が限界ぎりぎりに達したあなたは、

「わたしってあなたにとって迷惑だったのかな。もう耐えられない。別れよう、無理だよ」

なんてリーサルウェポンを発動したりする。

その時にはじめて、音信不通男から連絡がきたりする。

「ずっと忙しかった。連絡できなくてごめんね。でも俺のことも理解してほしい。」

やっと連絡がきた！！！！そう思ったのも束の間の”衝撃”である。

”わたしの理解が足りなかったの・・・？”

”どうしよう、このままだと彼に嫌われちゃう！何とかしなきゃ”

そして返す言葉が、

「思ってもないこと言ってごめんね。さびしくて。忙しいのに返信ありがとう。別れるなんて無理だね。」

なんて、もはや自分の本音なのかどうかもわかんないような、とりあえず彼の機嫌を損ねないだろうっといった返信をする。

ほんとは、”さびしい”から、それをどうにかしたい、あなたも私と向き合ってほしい、という本当の感情を迷子にさせる。

お気づきだろうか。

あなたは刃（否定）をずっと自分に向け続けてることを。（これが彼と一緒にいて自己肯定感が下がる仕組み）

そして、”さびしさ”をぶつけてしまった”私”に問題があるのかな、もっと忙しい人に理解を示せるような女になんなきゃ！って自分を奮い立たせてしまう。

そして、ここまでが音信不通男の思うツボ。結果を見ると「彼は責められず、あなたはさらに頑張ると決め、関係はそのまま」になってる。

自分の意志で頑張ろうと決めてるんだけど、実はコントロールされてる。

もう向かいたいのかどうかわからない方向へ自分を奮い立たせるのはやめよう。

まず冷静に考えなくてはならないのは、”好きな人とコミュニケーションがとれないから、さびしい”って思うのは普通の感情だから。コミュニケーションは人間関係のインフラ。

音信不通男は、この”コミュニケーションがとれていなくて”、あなたが”さびしさ”と感じている、という問題を「さびしいと思うあなたが悪い、理解が足りない」という、どうしても越えられないような課題設定や、二人の問題を”あなたの問題”にされてしまう。

そして、あなたはエネルギーを”問題のある私”の課題解決のために使ってしまうことになる。

趣味をみつけたり、旅行いったり、パートナシップに関する本読んだり、もっと仕事に打ち込んだり。

これらの手段は、確かに、自分を忙しくさせたり、充実させてくれたり、成長する手段だけど、あなたが向かってる方向が、”彼に認められる私”になっている場合、解決に向かってるようで、斜め方向に進んでしまってる。

だから、”自分が心の底から納得していない（ことにも気づいてない）”ことを続けて、いくら自分を騙しても、忙しい彼に理解を示せる自分にはならない。

だって、あなたは、あなたに寂しい思いをさせる”彼に理解を示したくない”はずだから。

「忙しい？ふざけんなよ！！私がどんだけ寂しい思いして、あんたに時間をかけたと思ってんのよ！私のやさしさに甘えてんじゃないわよ」

くらいのが本音としてしっくりこないかな。

表面的には「彼の理解者でありたい」だけど、肚の中は「ふざけんな」なのだ。

ここで音信不通男に恨みをもって、地獄の果てまで追いかけることもできる（笑）

でも、そこにエネルギーを投入してあなたは将来幸せを感じることができるか？で、今後の選択を判断してほしい。

誰も基本的には人間関係の問題を引き受けて悪者になりたくない。彼はそれを回避するためにとってる行動で、その彼の行動はそれはそれで一理がある。

また、こういう彼の反応を見て、彼は二人の問題を、自分やあなたのために引き受ける気がない、ということが客観的にわかった経験でもある。

そこを受け止めなきゃいけない。

その現実を受け止めれるかどうかが、ズルズル続けちゃう人か、次へいく決心をする人かの違いで。

彼から返信がなくてブルーになる時間＝本来あなたが幸せに向かって進む時間だったはず。

それが実現できない関係を、”やめる勇気”が、あなたを幸せにする。

他者に依存した未来の儚さを知ったあなただからこそ、他者に依存しない自分の目標をつくっていくことの大事さを誰よりも知ることができたはずだから。

今日もあなたを幸せにする選択を。