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PR(Public Relations)とは、大事な人々との関係性構築。その言葉の意味を何度も何度も噛み締める、今日この頃。

PR(Public Relations)とは、大事な人々との関係性構築。
その言葉の意味を何度も何度も噛み締める、今日この頃です。

昨年2022年度のWELgeeでは、
創業から最も多くの122件のメディア露出がありました。

私たちのように、紛争や迫害から逃れた方々を対象とする団体が、当事者の方々の協力を仰ぎ、1件のメディア露出を作るまでには、配慮すべき項目やコミュニケーションの回数が、非常に多くて煩雑です。

それはなぜか。一つのミスが、当事者やその家族に対して、大きな影響を及ぼす可能性があるからです。

一つのコミュニケーションのズレが、当事者と団体間の信頼関係に大きなヒビを入れてしまう可能性があるからです。

それでもなぜ発信をするのか?

それは、カメラが時には武器になることを理解した上で、それでも発信し続けることは重要であることは、私たちが関わる数多くの当事者の方々が口にする言葉であるからです。

起こりうるリスクを踏まえ、それでも一緒に発信してくれる当事者の方の協力があるからこそ、日本社会の多くの人たちに対して、一人ひとりの当事者の方の生きた声を届けることができるのです。

そして同時に、当事者の方々の複雑な背景を理解し、さまざまな制約条件の中で最大限の配慮をしてくださる、想いのあるメディア関係者の皆さまに支えられて、WELgeeの発信は成り立っています。

この6年間の中で、本当に素晴らしいメディア関係者の方々と数多く出会ってきました。

・どのタイミングであれば 、難民の文脈を自社の特集や企画に載せることができるか?

・どのように放映すれば、スティグマの再生産にならずに難民の方の生の声を伝えられるのか

・どのように報じれは、社会の分断を乗り越えることができるのか?

発信者としての倫理や責任を本気で向き合い、さまざまな制約の中で想いを形にするプロセスは、本当に尊いことでです。

一つひとつの報道の背景には、それをつくる何十人・何百人の人々の物語が
あります。

私たちWELgeeは、記者一人一人の方を、社会の変革者だと思っています。

***

さて、明日7月4日(火)6:30からのNHKおはよう日本「おはbiz」にて、WELgeeの活動を特集いただきました!

番組を制作したディレクターの方とは、何度も電話でやり取りをし、企画の方針や番組内での在留資格などの説明について、相談を重ねました。

#世界難民の日 に合わせて開催をしたイベントの様子や、採用企業であるネントリーズさんの事例、そしてイベントの運営責任者である私の方から、本イベントの狙いや開催の手応えなどをお話しさせていただいております。

さまざまな制約がある中で、番組まで形にしてくださったNHKのディレクター・製作陣の皆様や、取材に答えてくださった企業の皆さま、本当にありがとうございます。

ぜひ、ご覧ください!


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