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つるうち家の温泉旅20選【関東圏】

今日から緊急事態宣言が全国的に解除される。東京はリバウンド防止対策などがされているものの、秋の行楽シーズンに「やっと旅に出れる・・!」とワクワクしている方も多いと思う。

つるうち家はそもそも密な場所が大変苦手であることと、休みが不定期であることから、平日のガラガラの温泉地に行くことが多い。もしこれから全国民の旅欲が爆発してあちこちが混みそうであればしばらくは我慢するか、いつ行っても人が少ない静かな温泉地を目指そうと思っている。

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にしても、結婚してからの10年、私たち夫婦の最たる趣味は「温泉旅行」と言い切ってもいいのでは?というくらい温泉地に行きまくった。もう行きすぎてどこに行ったかわからなくなってきた。ので、緊急事態宣言が開けた今、自分たちが一体どんな温泉に行ったのかを改めて振り返りつつ、これから旅に出たい皆さんの参考になれば、ということで「つるうち家の温泉旅20選【関東圏】」をまとめてみました。

まずはこの10年で行った温泉地を県ごとに一気に列挙すると、

伊香保温泉(群馬)×3回、草津温泉(群馬)×3階、四万温泉(群馬)、水上温泉(群馬)、伊東(静岡)×3回、伊豆熱川(静岡)×2回、伊豆高原(静岡)、雲見温泉(静岡)、下田温泉(静岡)、箱根(神奈川)×5回以上、湯河原温泉(神奈川)×2回、石和温泉(山梨)、浅間温泉(長野)、伊豆大島(東京)、高湯温泉(福島)、鬼怒川温泉(栃木)、上越(新潟)、越後湯沢(新潟)、大洗(茨城)、湯布院(番外編で大分)

正直漏れがありそうなのだけどこんなかんじ。すごいな!行きすぎだろう。一人ならまだしも二人でこんだけ行ったのか・・と我ながら今こうして書き起こしてみてびっくりした。どうりで夫婦共働きで子供もおらず物欲もないのにお金が全然貯まらないわけだ。

もう各温泉への愛を爆発させていたら一生この記事が終わらなくなるし、かといってランキングなんてつけたくない。それぞれの土地に愛着のある方々がたくさんいるだろうし、私もある。ので、つるうち家のふざけた写真と共に、なるべく短く全部の温泉について紹介してることにする。できるかな。やってみよー!!

〈つるうち家の温泉旅20選【関東圏】〉

伊香保温泉(群馬)×3回

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かの有名な石段街の温泉地。泉質もよく風情もあり観光地としてもとても楽しい。個人的には原美術館は激推し。美術館に悪態つきがちな私たちが「これが本物の美や・・」と打ちのめされるくらい素晴らしい建築と内容。圧倒されます。伊香保からすぐ近くの水沢うどん街道に行くときは、水沢観音様で観音をぐるぐる回してからの「三枡屋」を激推しします。渋いご夫婦が営む小さなお店で、一番安くて地味で圧倒的に美味しい。ぷるっぷるにみずみずしくてするする入っていくうどんは快楽的。人生で忘れられないうどんの一つ。讃岐うどん食べるためだけに車で四国まで行ってた関西人の夫もここのうどんは絶賛しています。お持ち帰りもお店と遜色ない美味しさ。

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草津温泉(群馬)×3回

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(注・明治の文豪ではなく夫です)

言わずと知れた超有名温泉地。有名なだけある。温泉地のディズニーランドみたいなもんです。行けば絶対テンション上がるやつ。美味しいお店もたくさんあるし、とにかく街ブラが楽しい。歩いていけるトロピカルワンダーランドという名前からB級な熱帯園も大好き。西の河原温泉は道中が地獄温泉ってかんじで温泉自体も圧倒的なので是非。泉質は場所により違いがあって、硫黄系が合わない人は西の河原温泉のお湯が引かれてるホテル(私たちはいつも草津ホテル)がおすすめ。湯畑近くの泉質よりもアタリが柔らかいです。草津温泉は美味しい穴場ごはん屋もたくさん知ってるのでいつか記事にしっかりまとめたいな。

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四万温泉(群馬)

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千と千尋のモデルになった有名な湯治場・積善館が有名。レトロな建物好きは狂喜乱舞間違いなし。泉質自慢なだけあって本当に「湯治」ってこういうことなんだなって体で実感できる。ただし食事は超精進料理なのでわんぱく盛りの大人だと「どれをおかずにごはんを食べていいかわからない・・」となるかも。バスターミナル近くのカツ屋・あすなろが美味しくてコスパも良くておすすめ。映えで有名な四万ブルーも一見の価値あり。四万ダムのグランドピアノがある喫茶・ラトリエブルーに行くと、私のサインがあるかもしれません。笑

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水上温泉(群馬)

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(初めての温泉でテンションが狂った私)

夫婦で初めて行った温泉。最初のセレクトが渋すぎる。みなかみ町自体は見事にさびれていて、雪深い時期なんかは人っ子ひとり見当たらずほぼゴーストタウン化しているけど、映画の中みたいにレトロな店構えが立ち並ぶ街並みが私は好き。宿泊した蛍雪の宿尚文は静かに過ごしたいカップルにおすすめのめちゃくちゃいい宿。宿主が自ら獲ってきたジビエなどが頂ける。おこもり旅におすすめ。

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伊東(静岡)×3回

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夫婦共に老後に暮らしたい街ナンバーワン。何回行っても飽きない。これといった観光は無いけど街ブラが楽しく、海と山に囲まれ、うまい干物を食う。詳しくはこちらに書いているけど杉国商店わかばに行くためだけに伊東に行ってるところがある。


伊豆熱川(静岡)×2回

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伊東からの流れで熱川も大好き。小さな町だけど、私たちが大ファンのバナナワニ園があるし、美味しいご飯屋さんもいくつかある。何もしたくない旅にとてもおすすめ。熱川も好きすぎて記事書いた。


伊豆高原(静岡)

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温泉、観光、グルメとバランスがいい土地。宿泊したrakuyadoはなはなが掛け流し温泉付きの小さなお部屋で、漫画が山ほどあって、朝ごはんのアワビご飯がアホほど美味しくて、すごくよかった。すぐ近くに有名な海鮮丼のお店やコンビニもあって、部屋からは海が見えた。大室山のロープウェイはめっちゃ楽しいのでぜひ。(この写真↓の私がめっちゃ虚ろなのは寒すぎて呆然としているからです。)

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雲見温泉(静岡)

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忘れられない温泉。手に入れたばかりの車で伊豆半島をぐるっと旅しよう!と海岸沿いを走り出したものの、荒天にみまわれ落石や倒木や強風に煽られながら命からがらたどり着いた雲見温泉は、ドラクエの海沿いの村みたいな場所。コンビニなんて当然なくって、本当に何もない。だけどなんだか落ち着く。朝起きたら晴れていて、海に散歩に行ったときの景色は一生忘れられない。「ああ、だから雲見温泉なんだ・・」ってしばらく呆然とした。あの空間の清らかさとこの世のものとは思えないかんじは他になかった。


下田温泉(静岡)

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雲見温泉から足を伸ばして下田温泉にも泊まった。レトロな街並みは歩いてるだけで楽しい。適度に観光地化もされている。ゆるキャンを知る前に下田温泉で下田バーガー(金目鯛を惜しみなくぶりんと使っている)を食べたのだけど、あれは本当に美味しい。是非もう一度食べたい。港で鳥に狙われながら食らいついた金目のバーガーとビール、とってもレトロな酒屋・土藤商店さん、おばあちゃんの営む喫茶・らんぷはうすで食べたモーニング、水森亜土さんがイラストを描いている美味しい干物や・山鶴魚問屋さんなど、印象的なお店がたくさんあった。そこはかとなくもの悲しさもある、情緒たっぷりの港町。

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箱根(神奈川)×5回以上

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何回行ったか覚えてない。暇さえあれば箱根に行っている。小涌谷も行ったし芦ノ湖も行ったしとにかくアクセスがよくて観光地も豊富で箱根は楽しい。実は泉質は特筆すべきほどではないと思っているんだけど、温泉地にふらっと行って遊びたいときにやっぱり箱根は最高。ロマンスカーも最高。車でもあっという間。箱根はもう色々説明不要ってかんじがするね。


湯河原温泉(神奈川)×2回

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地味だけどすごくいい温泉地。めちゃくちゃ有名なラーメン屋・飯田商店があるけど人気ありすぎて行ったことない。湯河原は泉質がとってもよくて、夫は泉質なら湯河原がナンバーワンだと言っている。観光地としては物足りないと思うけど、ひなびた温泉街が好きな人は駅から奥湯河原に向かってプラプラ歩くだけでも楽しいと思う。私は湯河原のご当地キャラクター・ゆたぽんファイブのマスクを愛用している。ダサすぎて逆に可愛い。ワクチン摂取会場でもおばちゃんたちに大人気だった、ゆたぽん。


石和温泉(山梨)

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私の中で「ワイン飲み放題温泉」と名付けている石和温泉。ワイン工場がたくさんあり、どこも試飲させてくれるので、ワイン飲んで風呂入ってワイン飲んで風呂入ってワイン飲んで甲州ビーフ食べて夢みたいな時間を過ごした。町自体には風情はあまり無く、泉質もあまり特徴は無いんだけど、とにかくワイン好きは行くべき温泉。


浅間温泉(長野)

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何も無い。本当にさびれている。しかし松本からバスですぐなので、松本観光をしっかり楽しんだあとに静かな温泉地に向かうのはとても良かった。そしてとっても美味しいラーメン屋・がったぼうずと、とっても美味しい山賊焼き・河昌がある。この二つのお店のことを強烈に覚えている。とくにがったぼうずは是非もう一度食べたい。ミルキーな鶏白湯系でスープを飲み干してしまうほど美味しかった。


伊豆大島(東京)

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台風直撃でマジで島に閉じ込められて仕事の締め切り落としかけた楽しい思い出がある。伊豆大島は大冒険に最適。日本で唯一の砂漠・裏砂漠三原山がある。これはもう体感しないとわからないけど、この世はでっかい宝島!そうさ!今こそ!アドベンチャあああああ!!!ってかんじ。温泉はしょっぱい温泉。港町のほうもなんかもうゲームか映画かここは現実?というくらいのタイムトリップ感がある。是非もう一度行きたい。2時間くらいでつく早いジェット船は楽チンだけど、でっかいフェリーで海風にふかれながら食堂で飯食ったりするのも超楽しいよ。

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高湯温泉(福島)

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私的泉質ナンバーワンがここ。福島の高湯温泉。真っ青な美しい硫黄温泉はこの世のものとは思えないほど美しく、山深すぎて本当に山と森しかないので私がマイナスイオンそのものになったのでは・・というくらいの癒し効果が半端ない。宿泊したお宿・安達屋旅館はレトロでイカれた内装、温泉がめっちゃ広くて種類も多くて、お部屋も落ち着くし、ごはんはとびきり豪華で、とにかくすっごく良かった。ただし本当に周りには何も無いし町まで降りるのもすんごい山道なので、おこもり旅におすすめ。

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鬼怒川温泉(栃木)

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アクセス良好で昔から人気のあるレトロな温泉地。観光地も色々あるし、店もホテルも充実している。ホテルの裏の小さな山歩きが楽しかった。名前が思い出せないのだが栃木なのにすごく美味しい寿司屋もあり、人柄がみなとても優しかった。アクセスの悪い奥地まで行かないと泉質や本当の良さはわからないのかもしれないので、次行くときはもっと奥の人里離れたところを目指してみようと思う。

ちなみに栃木だと温泉地ではないけど石切場の大谷は観光としてめちゃくちゃおすすめです。ビジュアル系でめっちゃ使われてる大谷資料館の厨二爆発の洞窟もいいけど、私は大谷寺の中にある石の中に彫られた神様がすっごく大好きで、近くにある大きな観音様も大好き。エネルギービンビンになります。

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上越 門前の湯(新潟)

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なんと写真が無いのでライブ前の夫の写真を置いておく。夫婦ともどもツアーで訪れた上越で大好きな先輩・MUSHA×KUSHAの梅さんが抑えてくれていたこの門前の湯が最高すぎることをどうしても書きたかった。泉質がめちゃくちゃいいことと、施設内に居酒屋があり、部屋→居酒屋→温泉→居酒屋の無限ループが最高に楽しい。部屋はかなりこじんまりとしてるけど居酒屋からすぐのとこにあるのでバタンキューにも最適。ライブして酒飲んで温泉入ったあの喜びは忘れられない。

http://www.kubikino.co.jp

越後湯沢(新潟)

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雪が見たいときに一番アクセスがいいのが越後湯沢。どっかり積もった雪やつららを見れるだけでも都会っ子には嬉しいし、なんせ駅内に日本酒試飲しまくれるぽんしゅ館がありこれがアホみたいに美味しくて楽しい。街を歩くと、「ああ、バブルがはじけたんだな・・」という痕跡があちこちに見えるけど、まあとにかく米が美味い、酒が美味い、雪がきれい。それ以上何を求めようか。

そして泊まったお宿・松泉閣 花月のお部屋は過去のお宿でもベストスリー入る、いや1位かも・・というくらい素晴らしかった。お部屋に檜の掛け流し温泉がついていて、そこからバルコニーがつながっていて、一面は真っ白。部屋は全面が窓になっていて、見渡す限り真っ白。雪に埋れているような感覚。お食事もとてつもなく美味しかった。

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大洗(茨城)

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温泉地・・というか魚を食うぞっていう気持ちで行った大洗。かき小屋で滝のような豪雨と雷の中海鮮を焼いて食ったり、茨城県民熱愛のメヒコ(デザインがレトロなまんまですごくいい)で妙にクセになるカニピラフを必死でほじくったり、広くて生き物たちがのびのびしていて嬉しくなるアクアワールドで遊び倒したり、めんたいパークで出来立ての明太子食べたり工場見たり、となんやかんやと楽しい。宿泊した大洗パークホテルは老舗のリゾートホテルで、部屋のソファの居心地の良さ、眼前に広がる海、いいかんじの温泉、めちゃくちゃに親切なスタッフさん、目の前にアクアワールド・・と、色々が総合的にとても良かった。


湯布院(大分)

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番外編。祖父と祖母に会いに行った帰りに寄った湯布院温泉。由布岳を眺めながら入る温泉は格別だった。町は観光に力を入れてどんどんリニューアルされているが故に観光地にありがちな謎の雑貨屋や謎のオーガニックおやつや謎のガラス細工の店などが増えすぎていて、そうしたものに馴染めない私たちはしょんぼりした。

しかし探せば当然昔からあるお店もあり、とにかく由布岳が見える温泉が良かったのと、宿でおかみさんがビルエヴァンスを弾き始めたこと、町のお惣菜やさんで食べた鶏天が抜群に旨かったなど、色々思い出深い。

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おお、書き上げた!!!すごい達成感だ…。夫婦の記録としてもここまでまとめたのは初めてだった。読んで下さった方が「どこかしら行きたいわー!」とウズウズしてくれていたら本望です。

私はもともと旅も温泉も全然好きじゃなかった。ライブのツアー先でもホテルでじっとしてマックを食べているような情緒のかけらも無い人間だった。しかし夫と出会ってから、彼と行く先々の全てが輝いて見えて、この人とならどこに行っても発見があってワクワクして楽しい、もっとこの人と知らない場所に行きたい、となり、今や立派な温泉・旅行好きになった。

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と思っていたけど、もしかしたら私の場合「夫と行く温泉」が好きなだけかもしれない。もし彼が先にこの世から旅立ってしまったとき、私は一人でも温泉に行くのだろうか。どの土地にもたくさんの楽しい思い出がありすぎて、そこに一人でいる自分を想像しただけでもう涙が出そうなので、そんな未来を今から想像するのはやめて、次はどこに行こうかとまたワクワク相談をすることにする。


いやー長いのにここまで読んでくださり、ありがとうございました!おすすめの温泉地があればぜひコメントなどで教えてください◎




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