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干し芋が出来るまで [Step4] - 乾燥(最大10日間も!) -

こんにちは。
干し芋の鶴田商店です。

前回までは、干し芋の乾燥する前までをご紹介しました。
今回は、いよいよ干し芋の乾燥する工程についてご紹介します。
どうぞご覧ください。

1,乾燥用の専用台車へ収納

 まず、芋並べした場所から、乾燥機のある場所へお芋を移動します。
 そこでお芋を並べた簾(すだれ)を乾燥機へ入れるための専用台車の棚へ一枚一枚収納していきます。

↑お芋が並んだ簾と専用棚
↑専用棚へ簾を一枚ずつ収納

棚へ入れ終わりましたら、いよいよお芋を乾燥させる機械へ入れます。
乾燥機の中は、冷風が出ていますので、とても寒いので素早く作業をします。

↑干し芋用の乾燥機
↑台車を乾燥機へ格納する

 収納するお芋も、仕上がる時期の目安に合わせて、新しく収納したものは奥に入れて、先に完成するものは手間にくるようにし、次の作業がスムーズに進むように考慮して乾燥機へ格納します。

2,乾燥機へ投入

 格納し終えましたら、あとはじっくりと乾燥させていきます。

↑乾燥機内の様子

 当店では、低温の冷風による乾燥機を使用しています。そして、湿度や温度の管理システムにより、ねっとりと柔らかい干し芋に仕上がります。

↑乾燥装置

 乾燥機へ投入したらお芋たちは、じっくりと冷風を浴びながら、甘みと旨みを凝縮し、ねっとり食感の干し芋になるべく乾燥されていきます。

3,ひたすら乾燥

 干し芋の乾燥時間は、乾燥機の導入により、昔の天日干しより短い時間で完成させることができ、生産効率や品質の向上につながりましたが、それでもじっくりと低温で時間をかけて乾燥させるため乾燥には時間がかかります。
その乾燥時間は、
平干しタイプの干し芋:約3日間
丸干しタイプの干し芋:約10日間

丸干しは、厚みがあるため、平干しの3倍以上も時間がかかってしまいます。そのため、生産数も限られてしまい、この12月~1月は製造が追いつかなくなってしまいます。

↑乾燥2日目くらいの平干し

 あとは、乾燥時間がくるまで楽しみに待ちます。また、複数の乾燥機と使用しながら、干し芋製造を止めないように干し芋を作っていきます。

今回は、干し芋の乾燥についてご紹介しました。
次回は、乾燥を終えた干し芋たちにようやくご対面となります!
ぜひお楽しみにどうぞ。


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