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干し芋に合うコーヒーを探してみたところ

こんにちは。
鶴田商店です。

以前、干し芋がコーヒーと相性が良いことをご紹介しました。干し芋に合うコーヒーを探したいな思いつつ、なかなか珈琲屋さんに行けませんでした。

 先日、ようやくコーヒー豆専門店に行く機会がありました。ログハウス調の店内には、コーヒーの良い香りが漂い、豊富な種類のコーヒー豆があり、ご親切で優しいお姉さま店主さんがいらっしゃる素敵なお店でした。
そこで、私は、「干し芋に合いそうなコーヒー豆はどれでしょうか?」と尋ねてみました。すると「干し芋は、美味しいわよね、甘くて柔らかくて大好きよ」と嬉しいお言葉頂戴しました。そして、「干し芋に合うコーヒー豆ね♪」と干し芋好きなお姉さま店主さんが探し始めてくれました。

■初体験!コーヒー豆の試食

コーヒー豆

 20種類くらいある豆の中から、店主さんに干し芋に合いそうな豆を5種類くらい選んでいただきました。そして「言葉で説明しても難しいから、豆を試食してくださいな」と。「コーヒー豆の試食?!」と、初めての展開に驚きましたが、「コーヒー豆にチョコでコーティングされてる食べ物あるでしょ。だからそのまま食べても大丈夫よ」と。「なるほど、そうですね」とコーヒー豆の試食が始まりました。グラス一杯のお水をいただき、5種類の豆を試食。豆だけでも美味しく、香ばしさや味、酸味など、全部の豆が、それぞれ個性があって、とても面白い体験をしました。最後の方は、お口が馬鹿になって、ちょっと良く分からなくなってしまいましたが。。(笑)

■3種類のコーヒー豆を入手
店主さんからのご紹介とお豆の試食の結果、こちらの3種類のコーヒー豆を購入しました。

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<ブラジル ハチドリ(モンテ・アレグロ農園)>
・豆の特長
 ブラジルNo1農園と名高い、モンテ・アレグレ農園で、果肉を除去した後、パーチメントに付着している甘い粘液質を処理せず、そのまま乾燥させる製法で精選したのが、この「ハチドリ」です。天日乾燥により甘い粘液質がゆっくりと豆に浸透し甘みが増します。
・味と香りの特長
 軽快な香ばしい匂いが心地良く、バランスのとれた味でコーヒーらしいコーヒー。「ハチドリ」が甘い花の蜜を吸うがごとく、特長のある甘みがあるコーヒーです。ゆっくりと味わうことで、温度が下がるにつれて甘みが増してくため味の変化も楽しめるコーヒーです。

<エチオピア モカ・ゲイシャ(ゲレナ農園)>
・豆の特長
 ゲイシャ種は、エチオピアのゲイシャ村から始まった品種と言われています。栽培が難しく収穫量が少なく、栽培農家も極めて少ない現状です。
・味と香りの特長
 お湯を注いだ瞬間から、一気に漂う、フローラルな甘酸っぱい香りがすごく良い匂いです。フルーティな味と若干の酸味を感じられますが、後味はスッキリとしています。

<インドネシア マンデリン・トバコ>
・豆の特長
 今でも活発な火山活動が続いているインドネシアのトバ高原は、肥沃な土地で、マンデリン族の手により豆の栽培がされています。"TOBA-KO(トバコ)"と名称は、年間の総収穫量の約10%と限られた豆にしか与えられない品質保証の証とされています。
・味と香りの特長
 ティピカ種100%で、芳香な匂いと滑らかで濃厚なコクと風味が味わえるコーヒーです。

■干し芋に合うコーヒーはコレ!
後日、自宅で干し芋と一緒にコーヒーの飲み比べをしてみました。

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結果、今回の3種類のコーヒーの中で、干し芋と1番相性が良かったのは「マンデリン・トバコ」でした!

以下、干し芋とコーヒーを一緒に味わった結果の詳細はこちらです。
まず、鶴田商店の「干し芋 べにはるか」の特長を改めてまとめてみます。
・濃厚だけど上品な甘さ
・添加物不使用のさつまいも本来の自然の味
・栗をイメージするような上品な香り
・ねっとりと柔らかい食感

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・インドネシア マンデリン・トバコ ◎
 濃厚でコクのある味わいと苦味が、干し芋べにはるかと抜群に相性が良かったです。干し芋の甘みをさらに際立たせて、干し芋の味や香りを邪魔せずねっとり柔らかい食感に、口の中でも両者がうまく交じり合いながら至福のひと時を感じることができました。

・ブラジル ハチドリ ○
 コーヒーの香ばしい匂いが素晴らしい。干し芋も焙って食べることがあるため、その香りとの相性は、良かったです。コーヒーの淹れたては香りが強いが、コーヒーの温度が下がると、香りが落ち着き、甘みも増して、干し芋の美味しさとうまく合いました。酸味は少な目で後味もスッキリでしたが、コーヒーの香りと甘みが、少し干し芋とぶつかっているかなと感じました。

・エチオピア モカ・ゲイシャ ○ 
 フローラルな甘酸っぱい香りとフルーティな味と若干の酸味を感じられますが、後味はスッキリとしています。干し芋と一緒に口の中で一緒に交じり合わせて楽しむというよりは、干し芋を食べた後に、コーヒーをいただくことで両方の良い香りと味を楽しめる感じがしました。

■まとめ
 3種類のコーヒーは、どれも異なる味や香りでしたが、それぞれの異なる良さが干し芋とマッチして美味しくいただきました。その中でも、私は、お互いがお互いの良さを引き出して、至福のひと時を感じられた「マンデリン・トバコ」が一番の相性だと思いました。一番のポイントは、口の中で、自然な感じで交じり合い、溶け合うように、両方の良さを引き立たせてくれたところです。

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 こちらは、個人的な感想ですので、ご参考にしていただければ幸いです。人それぞれ嗜好が異なりますので、皆さまもご自分好みの干し芋に合うコーヒーを見つけてみてはいかがでしょうか。

 コーヒー豆の種類は、世界で200種類以上あるようですので、まだまだ、干し芋に合う最高のコーヒーが見つかる可能性もありますし、豆のブレンド(マンデリン・トバコをベースにブレンドしてみる)で作ることもできますので、これからも少しずつ調べていきたいと思います。

↓今回、コーヒー豆を購入したお店「パム」さんはこちら。いろいろと教えていただきありがとうございました。

 干し芋も毎年のさつまいもの出来や干し芋へ加工する時期などによって、若干、味や食感に変化がみられることがあります。その時々の干し芋に合ったコーヒーも見つけられたら楽しいと思いました。そのためにも、美味しいさつまいも作りと干し芋作りをこれからも頑張ります!




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