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【データで見るプロ野球 パ・リーグ】首位 ソフトバンク、 2位 ロッテと3位 楽天の決定的な差は対オリックス戦にあり

首位ソフトバンク、2位ロッテ、3位楽天の優勝争いが続くパ・リーグ。2020年度前半戦の振り返りとして、前半戦(〜8月末)の戦績を分けた決定的な差は、オリックス戦にあるという話をしていきたいと思います。

前半戦は1位 ソフトバンク、2位 ロッテとなった

前半戦の指標を見てきましょう。ソフトバンクは、防御率3.30と投手力が光りました。頭数が揃っている先発陣による余裕のあるローテーション、そしてリリーフ陣ではモイネロ投手、森投手が安定した活躍見せました。本塁打も75本と他球団を圧倒しています。

2位につけるロッテは、指標的にリーグトップは盗塁の49のみで、得点、本塁打、打率はリーグ4位、防御率、失点はリーグ5位と必ずしも優れた数字を残しているわけではありませんが、確実に勝利を拾ってきた結果といえるでしょう。また、若き4番 安田選手、頭角を現した和田康士朗選手の活躍、そして中村奨吾選手、マーティン選手の活躍も光ります。

そして一時は首位についけていた楽天は3位に後退。指標的には、リーグトップの打率.270、打点323点を記録しています。

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パ・リーグ前半戦の成績を分けたのはオリックス戦

では、パ・リーグ前半戦、首位ソフトバンク、2位ロッテと3位楽天を分けた決定的な差とは何でしょうか。それは対オリックス戦の戦績にあると考えられます。

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3チームの対オリックス戦の戦績を並べると、ソフトバンク、ロッテは大きく勝ち越していますが、楽天は負け越しています。

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チーム別の対戦成績も見てみると、ソフトバンク、ロッテともに、オリックス以外のチームにはそれほど勝ち越しているわけでもありません。そしてオリックス自体も、楽天、西武には勝ち越し、日ハムとはイーブンという結果でした。

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パ・リーグ 後半戦の展望

後半戦がスタートし、9月7日には2位ロッテが首位ソフトバンクを3タテし、0.5ゲーム差と肉薄、そして両者の対決カードは、今季13試合残しています。とはいえロッテもレアード選手、荻野貴司選手の離脱が続いており、万全の状態ではありません。ここに楽天をはじめとしたチームがいかに食い込んでくるのか。

今季はパ・リーグでは、1位と2位のチームの間でのクライマックスシリーズ実施のみとなっており、2位と3位のステージはありません。その中で肉薄した戦いが続くパ・リーグ、目が離せませんね。


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